今年もこの季節がやって参りました。『バレンタインSP:チョコを贈りたいのは誰? イケメン俳優グランプリ』。

バレンタインデーに合わせて、ザ・シネマでは、チョコを贈りたくなるハリウッドのイケメン・スター8人の作品を特集放送&HP特設サイトで8人の中か
「チョコを贈りたい」イケメン俳優を選んで応募すると、ハリウッド直送の素敵な賞品他が抽選でホワイトデーに届く女性限定のプレゼント・キャンペーンを実施します。

今年のプレゼント・キャンペーン賞品は昨年にも増してパワーアップを目指します!!!

と張り切った発注メールを受信してしまった某日。「ここは“ハリウッドセレブ御用達”の一品で華を添えたいワぁ」と気軽にコメントする東京スタッフの面々。わたくし日頃セレブから程遠い地味な生活をしていますからね、一体何を提案すればよいのやら…。

というわけで、恒例のショッピングスタートです。向かった先は、やっぱりロバートソン・ブルーバード。定番中の定番ですが、とにかく大物の出没率が高いエリア。

中でも有名なスポットがセレブ御用達レストランで知られる“The Ivy”。ここにくれば必ず(?)誰かに遭遇できる、とあってパパラッチが常に目を光らせています。

2003年には当時結婚間近と噂されていたジェニファー・ロペス&ベン・アフレックが揃ってレストランに現れ大騒ぎとなりました。デミ・ムーア、ブラピ、トム・クルーズ、シャロン・ストーン、ペネロペ・クルス、ティム・バートン監督らが訪れ、故マイケル・ジャクソンもここのファンだったとか。

映画『ボディーガード』(懐かしい!!)ではホイットニー・ヒューストン演じるレイチェルが、女の子からせがまれたサインに応じるシーンも“The Ivy”が撮影に使われました。

肝心のお味の方ですが、正直、まぁお値段の割に普通に美味しいというところでしょうか。



“The Ivy”と道を挟んですぐ目の前に“Surly Girl”と書かれた小さな店を発見です。革のカバンや小物アクセサリー、Tシャツなどが飾られ、品揃えは少ないながらもオリジナル感溢れる個性的な商品ばかり。

ここのパーティーバッグを片手に、レッドカーペットで満面の笑顔をふりまくセレブの写真の数々が店内に飾られているではありませんか。これぞまさに私が求める“セレブ御用達”!!

聞くところによると元々ここのバッグ、ゴールデングローブ賞やエミー賞の授賞式で手にする女優さんが多く、あっという間に口コミで人気に火がついたのだとか。

2005年に店を構え、以来キャメロン・ディアス、ブリトニー・スピアーズ、ビクトリア・ベッカム、パリス・ヒルトンらが“Surly Girl”の商品を手にした写真が度々ゴシップ誌などで掲載されています。
セレブのイメージと言えばやはり華やかなパーティーです。ここは是非“Surly Girl”のパーティーバッグをクリスタルの2連ブレスレットとセットでプレゼントしてしまおうではないか!と太っ腹な決定。
ピンクやグリーンの革のバッグもちょっと変わっていて素敵だったけれど、やはりキラキラしたシルバーに目がいってしまうわたくし。イタリアから輸入した革を使い、アクセントにスワロフスキー社製クリスタルを一つずつ丁寧に埋め込んだハンドメイドのパーティーバッグは、輝きが違います。よし、これを購入してしまおう!

ところが、ランチついでに下見にきただけだったので財布に持ち合わせがなく出直すことに。閉店間近に再び店を訪ねると取り置きをお願いしていたバッグは銀色の粉が手につくことが判明したので売れません、と言うではありませんか。

一目惚れした商品です。何としても手に入れたい!平気、平気、大丈夫、銀の粉くらい我慢しますから、と食い下がってはみたものの、店員さん、首を縦に振ってはくれません。

「お客さまにお売りする商品は納得のいく品質でなければ」とのこと。偉い!

こんなこだわりこそが、セレブの心を掴んでいるのかもしれませんね。

でもご安心を。同じ材質の別のキラキラバッグを調達しました。ちょっとしたお出かけも、これがあればセレブゥ〜に変身できること間違いなしです。

追加で昨年好評だったランジェリーショップ“VICTORIA'S SECRET”の商品も入れて欲しいと東京スタッフ。どうやらここのボディーミストが日本で大人気とのことで、これを探して!と熱いリクエスト。ふ〜ん。そんなものが流行っているのね。

うちの若手(?)スタッフから、日本未上陸、季節限定Beauty Rushシリーズのボディーミストがお勧めとの情報を入手したので、早速ビバリーヒルズ店へ向かいます。

一番人気はパープルボトルのPunchsicle。こちらは在庫切れで入荷待ちですって。

よくよく考えたら私はもらえないのだから、ここは潔く妥協して別の香りの商品でいいのです。全然構わないのです。さっさと購入して早いところ仕事を片付けてしまえばいいのです。

が、んが、売り切れと言われたら、買い物魂に火がついてしまうもの。在庫待ち?上等です。何週間でも待ちましょう。

折角ならここはセットでと、同じPunchsicleのきらきらラメ入りボディークリームも購入です。しかもこちらは在庫有り。ルンルン気分で持ち帰ったら、何とク、ク、クリームが、蓋がパカっと開いて飛び出ちゃっているじゃありませんか!

ビバリーヒルズからザ・シネマUSオフィスまでの道のりでこんなに簡単に中身がもれてしまっては、海を超えた長旅に耐えられるはずがありません。即返品です。

アメリカ生活で嬉しいのが、この返品文化。気に入らなければ、すぐに返品も交換も快く応じてくれるところが大半です。そんなわけでクリームの代わりにボディーパウダーをゲットしました。これがまたニクい程に可愛い。キラキラした粉をつけるとほのかに香ります。

赤やピンクがイメージカラーの“VICTORIA'S SECRET”らしい商品をと、★柄のついたパジャマスリッパもお揃いで選ばせて頂きました。
これで日本の自宅にいながらにして、アメリカァンな気分でおくつろぎ頂けるはず。なかなか素敵なギフトセットになりました(嬉)。

ショッピング無事終了。

いや〜自分のものにならない買い物程寂しいものはございません。



オフィスに戻ると再びの指令メール。今年は営業キャンペーン用にもギフトを用意したい、ということ。はい、はい。じゃあ同じものを追加調達ですね。お易い御用でございます。

え?「豪華版で、セレブ御用達で、Surly Girlとかぶらない別の商品だと嬉しいワぁ」と、またしても気軽なコメントの東京スタッフ。だから何度も言いますが、庶民派なわたくしの対義語はセレブリティーです(困)。

仕方ない。”豪華“を求めてビバリーヒルズへと参りましょうか。

ビバリードライブ沿いを歩いていると気になる文字が目に入ってきました。

“The Organic Pharmacy”、そうオーガニック薬局です。ハリウッドでもオーガニックはちょっとした流行で、レストランやスーパーマーケットなどでオーガニック製品を専門に取り扱う店がここ数年グッと増えています。

早速店の中を覗いてみると、小さなボトルで目の飛び出るような値札がついた基礎化粧品の数々。こんな高価な化粧水、一体どんな客層が使っているのでしょうか。聞いてみると、トビー・マグワイアやエディー・マーフィーの奥さま達が頻繁に購入していくとのこと。う〜ん、納得。

イギリスはロンドン生まれの“The Organic Pharmacy”、マドンナやグウィネス・パルトロウがここの大ファンで、毎回かなりの大人買いをしていくので有名だとか。本国では既に5店舗を展開中で、遂に一昨年アメリカに進出、ビバリーヒルズに1号店を開いたばかり。

店員さんはイギリスからの駐在員ということ、ブリティッシュアクセントの強い英語で

「先月ロンドンでグウィネスに会ったけど、彼女肌が透き通る様に白いのよ。しかも高飛車なところが全くなくてフレンドリーで、すっかりファンになっちゃったァ〜」

と興奮しておりました。

それにしても商品の全てが何だかとっても使い心地が良さそう。試しに手の甲に塗ったクリームはスゥーッと肌に吸い込み柑橘系フルーツの爽やかな匂い。手触りがサラリとしているのに不思議とモッチリと潤う。ミストをシュッと一吹きすると、本物のバラの花を身にまとったかの様に、ふんわりと上品な香りが漂うのです。ほ、欲しい、とっても欲しい。

数ある気になる商品の中からプレゼントに選んだのは…

ゴージャスなくつろぎを演出するのにピッタリのスパセット、その名もクレオパトラのミルクバス&ボディースクラブ。

ミルクバスは粉末でバラやジャスミンが含まれバスタブにスプーン2杯程入れて溶かして使います。

スクラブにはハチミツやオリーブオイル、ひまわりのオイルなどが調合され、見た目にも美味しそう。これを入浴前に手足に塗って円を描くようにマッサージした後サッとお湯で流すだけ。

バスタイムの雰囲気を盛り上げるのに欠かせないキャンドルもこの際ギフトに入れちゃいましょう。ユーカリやセージなどが含まれたオーガニックキャンドルを灯しながら、クレオパトラのスパセットでリラックス、贅沢なバスタイムこそがセレブへの道の第一歩です。

店内の商品はどれもこれも欲しいものばかり。自腹で買ってしまおうと真剣に悩みつつも、お財布と相談したところ「断念した方がいいよ」と小さな心の声が聞こえました。あぁセレブはこんな製品を使っているから、あんなにも輝いているのでしょうか。

CATV局視聴者キャンペーン用にも話題の“VICTORIA'S SECRET”のボディーミストは差し上げたいとのこと。何ならここはお風呂上がりにサッと羽織れるワイン色のショート丈ローブとスリッパもセットにしてあげちゃおうか?というビックリな決定に、誰より一番驚いているのは購入担当のこのわたくし。こ、こんなにゴージャスなギフトで大丈夫ですか??? ま、目標に掲げた“昨年にも増してパワーアップ”が達成できたので、何より。

これらを手にできる方々を思うと、羨ましいやら、恨めしいやら、恨めしいやら。

いいなぁ、これをもらえるあなた。

少しでも憧れのセレブに近づければと遠きハリウッドまで遊びにくるのはちょっぴり大変。ならばせめてハリウッドの香りと空気感をお届けできれば、そんな思いと愛をこめて、今年もザ・シネマからあなたへ素敵なホワイトデーの贈り物です。■

※写真は賞品イメージのため、実物と異なる場合がございます。ご了承ください。