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PROGRAM/放送作品
SF/ボディ・スナッチャー
巨大な植物、人面犬…特殊効果で魅せる脅威がリアル!宇宙生命体に支配される恐怖を描くSFサスペンス
これまで幾度も映像化されたジャック・フィニイのSF小説「盗まれた街」の2度目の映画版。宇宙から飛来した謎の植物生命体が人間の身体と入れ替わっていく恐怖を、リアルな特殊効果と堅実なサスペンス演出で煽る。
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COLUMN/コラム2015.05.02
スター・トレックの偉大なる象徴~追悼 レナード・ニモイ~
2015年2月27日、俳優であり演出家のレナード・ニモイが米国ロサンジェルスにて、慢性閉塞性肺疾患(COPD)のため亡くなりました。83歳でした。『スター・トレック(以下、STと略)』のファンにとって、ニモイと言えばヴァルカン人のMr.スポックとイコールの存在で、それだけに喪失感は大きなものでした。 私たちはどれだけ代え難い存在を失ったのかを、彼の軌跡を辿りながら考えてみましょう。 ■STを代表するキャラクター、Mr.スポック STシリーズは、TV、映画のみならず、小説やコミックでも数多くのシリーズがあり、魅力的なキャラクターが多数登場しています。それらのキャラクターのなかで、知名度、人気共にトップにくるのは、ニモイが演じたMr.スポックではないでしょうか? もちろん、カーク船長やピカード艦長など主役で人気のあるキャラクターは大勢いますし、どのシリーズからファンになったかによっても、好きなキャラクターはまちまちでしょう。でも、熱心なSTファンではない方にとっては、STのキャラクターというとMr.スポックなのです。TVシリーズや映画やを観たことが無い方でも、"耳の尖った宇宙人"Mr.スポックは認知されているのです。 ヴァルカン人の父サレックと地球人の母アマンダとの間に生まれたスポックは、両惑星人の資質を受け継ぐ存在でした。シリーズでは、その生い立ちゆえに、幼い頃から差別に遭遇し、自分の存在を受け入れてくれる場所として宇宙艦隊に進んだという設定になっています。 番組開始当初は、単なる異星人の副長としての存在であったMr.スポックが、シリーズを代表するキャラクターへと成長したのは、ニモイの考え抜かれた演技と、それにインスパイアされた脚本家、演出家など多くのスタッフがキャラクターを掘り下げていったからだと考えています。 ■俳優としてのブレイクはTOS 実際のニモイもスポック同様、複雑な生い立ちでした。ユダヤ系ロシア移民の家庭に生まれ、家庭や風貌などから差別に遭った幼年時代を過ごしたのです。やがて8歳のときに映画『ノートルダムのせむし男』を観て、劇中でその姿ゆえに迫害されるカジモドにシンパシーを感じて演技を志し、翌年、9歳の時には舞台に立つようになります。その後も熱心に演劇活動を続け、ついには奨学金で進学した大学を中退、カリフォルニアで本格的に演技の勉強に打ち込み、俳優としてのデビューを果たすのです。ただし、最初の頃は、その鋭い風貌から端役や悪人ばかりでした。 余談ですが、この無名時代、ニモイは後にSTで共演するウィリアム・シャトナーと共に、あるTVシリーズにゲスト出演しています。それは『0011ナポレオン・ソロ』(64~68、全4シーズン、105話)の「ガスのお値段」(第1シーズン第9話)というエピソードです。ある任務中ソロが、敵の自分への注意を逸らすため、お人好しの米国人セールスマンのマイケル(ウィリアム・シャトナー)を囮にするという内容で、その敵のひとりブラデックをニモイが演じていたのです。『宇宙大作戦 スター・トレック』(以下、TOSと略)放映の2年前のことです。ちなみに、このエピソード、本放送や80年代の再放送では日本語吹き替え版が、オンエアされていましたが、内容が毒ガスを扱っていたため、95年に起きたオウム真理教事件の影響で、当時の再放送では時節柄、不適当ということになり、放送から抜かれるようになった、という経緯があります。STファンとしてはとばっちりもいいところで、ニモイとシャトナーの初共演エピソードは、ぜひとも観たいところです。 ■演出家としての才能も披露 ニモイは努力の甲斐もあって、TVや映画などで名脇役としての地位を確立。そこにレギュラー、準主役としてオファーされたTVシリーズがTOSでした。ニモイが演じることになったスポックは、耳が尖った悪魔的な風貌から、製作サイドは視聴者からのクレームを心配していました。放映が始まるとたちまちのうちに人気キャラクターになったのはご存じの通りです。 ニモイは演出にも積極的に参加し、例えばあるエピソードの脚本に、スポックが敵を殴って気絶させるという描写が書かれていたときは、監督に「ヴァルカン人は合理的で暴力を好まない。別の方法で相手を大人しくさせるはず」と提案。自ら有名なナーブピンチ(神経を掴んで気絶させる)を考案するのです。 TOS終了直後の69年秋からは人気シリーズ『スパイ大作戦』で、降板したマーティン・ランドーに代わって、変装の名人パリスを演じ、スポックだけの役者ではないことを証明します。さらにその後は『スター・トレック3/ミスター・スポックを探せ!』(84)で監督デビュー。続いて監督した『スター・トレックIV 故郷への長い道』(86)、『スリーメン&ベビー』(87)も大ヒットし、演出家としての才能も実証したのです。 ニモイはその後もSTシリーズに出演し、JJエイブラムズ監督のリプート版『スター・トレック』(09)にスポック役で出演、その翌年に俳優引退を発表します。しかし、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』(11)で先代プライムセンチネル・プライムの声で現役に復帰、映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(13)にも出演しています。 ■ニモイの魅力とは? 私は実際のニモイを見たのは一度だけ、20年以上前に開催された米国のSTコンベンション会場です。ただし、登壇してスピーチするのを遠くから見ただけ。従って、本当はどのような人物なのかは判りません。落ち着いていて、ウィットに富んだ話しをしていました。 TOSでスルー(ミスター・加藤)を演じたジョージ・タケイさんは、かつて彼のことを「誠実で、人の気持ちが分かる男」と仰有っていました。タケイさんには何度かインタビューし、そのたびに他のキャストについてもお聞きしていますが、真っ先に誉めるのはいつもニモイのことでした。STⅣで、スルーが自分の先祖とサンフランシスコで会うシーン(※映画ではカットされている)の裏話を披露するときも、ニモイがいかに誠実な人なのかを語られていました。 私たちはニモイが出演された作品や、インタビュー映像などの印象では、何事も真剣に取り込むという真摯な姿勢を感じることができます。私たちSTファンにとっては、ニモイ=スポックであることも事実です。例え、それが俳優としての計算された演技であっても、画面の中では生きている本物のスポックが存在するのです。それはいわば、ニモイ演じるスポックのカトラ(※ヴァルカン人の生きた魂)かもしれません。そう思うことで、いくらかは心が安らかになるような気がします。GWは、そう思いながらST映画の連続放送を鑑賞するのも供養になるような気がします。 幸い、シリーズの中でスポックの死は描かれていません。スポックは23世紀の未来で、惑星連邦のための秘密任務に就いているのかもしれません。「長寿と繁栄を」"Live long and prosper"■ COPYRIGHT © 2015 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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PROGRAM/放送作品
(吹)スリーメン&ベビー
子供にも家庭にも縁が無いリッチな独身男性3人組が、突然、赤ちゃんを育てることに!!
『スタートレック』のミスター・スポック役、レナード・ニモイが監督した、父親3人・母親不在という異色ファミリーのホーム・ドラマ。赤ちゃんの面倒を見ることになった独身男性が巻き込まれるドタバタを描く。
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COLUMN/コラム2012.04.25
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年5月】飯森盛良
ひょんなことから赤ちゃんを育てるハメになった男3人独身貴族のドタバタ育児っぷりを描くハートウォーミング・コメディ。話として面白い良い映画なのはもちろん、独身貴族3人がルームシェアしてるNYのペントハウスのインテリアが素敵すぎる!ワタクシ、商売柄、当然インテリアのアイデア・ソース(つまりパクり元)にしてるのは洋画なのですが、これは究極にして永遠のお手本!! この20年間、インスピレーション得ようと定期的に見返すという、単なる映画を超えた付き合い方をしている人生の1本なのであります。あまりにも好きすぎて、ワタクシが最初に見てハマった懐かしのTV版吹き替えバージョンでも、この度お届けすることにしました!霊の姿を探しながらインテリアにもご注目ください。 © Touchstone Pictures. All rights reserved
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PROGRAM/放送作品
(吹)スリーメン&ベビー[テレビ版]
子供にも家庭にも縁が無いリッチな独身男性3人組が、突然、赤ちゃんを育てることに!!
『スタートレック』のミスター・スポック役、レナード・ニモイが監督した、父親3人・母親不在という異色ファミリーのホーム・ドラマ。赤ちゃんの面倒を見ることになった独身男性が巻き込まれるドタバタを描く。
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PROGRAM/放送作品
スリーメン&ベビー
子供にも家庭にも縁が無いリッチな独身男性3人組が、突然、赤ちゃんを育てることに!!
『スタートレック』のミスター・スポック役、レナード・ニモイが監督した、父親3人・母親不在という異色ファミリーのホーム・ドラマ。赤ちゃんの面倒を見ることになった独身男性が巻き込まれるドタバタを描く。
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PROGRAM/放送作品
スター・トレックIV 故郷(ふるさと)への長い道
1986年にやって来たカークらクルーたち。コメディ要素もたっぷりのタイムトラベルSFとなった異色作
スポック役レナード・ニモイが監督続投。現代を舞台にしたタイムトラベルSF。宇宙探検を描いてきたシリーズだけに、本作は同年のスペースシャトル チャレンジャー爆発事故の犠牲者に捧げられている。
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PROGRAM/放送作品
スター・トレックIII ミスター・スポックを探せ!
『II』に隠されていた秘密から始まる、新たな冒険。多くを失いながらカークらが最後に取り戻すのは!?
スポック役レナード・ニモイが初監督を務めた、『II』に始まる三部作の真ん中。シリーズ伝統の敵キャラ、クリンゴン人の艦長を演じるのは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドク役クリストファー・ロイド。
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PROGRAM/放送作品
スター・トレックV 新たなる未知へ
今度の敵はカルト教祖。エンタープライズ号の新たな冒険は、“神”と“天国”の探索
前作で三部作に区切りがつき、エンタープライズの新たな航海をカーク役ウィリアム・シャトナーがメガホンをとって描く。冒険はやがて、宇宙のどこかにあるかもしれない“天国”と、そこにいるはずの“神”の探求に。
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スター・トレックII カーンの逆襲
手に汗握る連邦の宇宙艦同士の一騎打ち!リブート版にも多大な影響を与えたシリーズ屈指の人気作
第1作の哲学SF調から一転、宇宙艦同士の一騎打ちを描くアクション快作にして、シリーズ屈指の人気作であり、III、IVと続く三部作の幕開け作。近年のリブート版をスムーズに理解する上でも必見作だ。