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[PG-12]人質事件のプロフェッショナルの家族が人質に!ブルース・ウィリス主演の二重人質サスペンス
プロデューサーも務めたブルース・ウィリスが、痛快アクション『スズメバチ』を撮ったフランス人監督を大抜擢。交渉人×パニック・ルームの面白さにスタイリッシュな映像美をプラスした、密室クライム・サスペンス。
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COLUMN/コラム2014.12.10
宇宙探査に挑む人類を脅かす“人智を超えた恐怖”を描いた2作品〜『イベント・ホライゾン』と『パンドラム』
こうした問いかけはジョルジュ・メリエスの『月世界旅行』(1902)以来、SF映画における最もポピュラーなテーマであり、多くのクリエイターの創作意欲を刺激し、映画ファンの夢とロマンをかき立ててきた。そんな宇宙探査映画の歴史に新たなエポックを刻み込んだのが、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』(14)である。地球終焉のカウントダウンのさなかに交わされた父と娘の“約束”の物語が、無限の宇宙空間へと飛翔し、時空と次元を超えて想像を絶するうねりを見せていくこの超大作は、まさに視覚的にも感情的にも圧倒されずにいられない究極のスペース・アドベンチャーであった。 しかしながら『インターステラー』がそうであったように、宇宙探査ミッションには想定外のトラブルが付きもので、時には人智を超えた“恐怖”との遭遇も覚悟せねばならない。むろん、その代表格はリドリー・スコット監督作品『エイリアン』(79)だが、これ以降に作られた数多くのSFホラーの中でとびきり異彩を放っているのが『イベント・ホライゾン』(97)である。『インターステラー』でも扱われた“ワームホール(時空の抜け道)”を意外な形でストーリーに組み込んだこの映画、あの『バイオハザード』シリーズ(02~)でおなじみのヒットメーカー、ポール・W・S・アンダーソン監督のハリウッド第2作にして、彼のキャリアの最高傑作とも言っても差し支えないであろう本格的な恐怖映画なのだ。 物語は西暦2047年、7年前に忽然と消息を絶った深宇宙探査船イベント・ホライゾン号からの信号がキャッチされ、その設計者であるウェアー博士を乗せた救助船クラーク&ルイス号が調査に赴くところから始まる。イベント・ホライゾン号には生存者はひとりもいなかったが、なぜか船のあちこちから生命反応が検知される。そして内部に足を踏み入れたクルーは何者かの気配に脅え、奇怪な幻覚や幻聴に悩まされるようになる…。 本作はクラーク&ルイス号の一行がイベント・ホライゾン号に到達するまでの導入部からして、じわじわと恐怖感を煽っていく。ウェアー博士が同行するクルーに聴かせるのは、イベント・ホライゾン号との最後の交信を録音したテープ。そこにはこの世のものとは思えないおぞましい呻き声や悲鳴が記録されており、ラテン語の声も含まれている。それはまるでオカルト・ホラーにしばしば盛り込まれる“悪魔の肉声”のようであり、宇宙空間を漂流するイベント・ホライゾン号は不気味な幽霊船そのものだ。そう、まさしくこの映画はロバート・ワイズ監督の名作『たたり』(63)をお手本にし、宇宙船を幽霊屋敷に見立てたSF“ゴシック”ホラーなのである。 『エイリアン』に加え、『シャイニング』(80)のサイキックな要素も取り込んだフィリップ・アイズナーのオリジナル脚本は、さらなる驚愕のアイデアを炸裂させる。ここで序盤におけるウェアー博士のもったいぶったワームホールの解説が伏線として生きてくる。イベント・ホライゾン号がワームホールを抜けて行き着いた別次元とは何なのか。ネタバレを避けるため詳細は避けるが、そこにこそ本作最大の“人智を超えた恐怖”がある。ホラー映画好きならば誰もが知る某有名作品のエッセンスを大胆に借用し、なおかつそれをワームホールと結びつけたアクロバティックな発想には脱帽せざるをえない。ルイス&クラーク号のクルーの行く手に待ち受ける真実は、宇宙のロマンとは真逆の極限地獄なのだから! ウェアー博士役のサム・ニールと船長役のローレンス・フィッシュバーンを軸とした俳優陣の緊迫感みなぎるアンサンブル、ノートルダム大聖堂にヒントを得たというイベント・ホライゾン号の斬新な造形、長い回廊や医務室といった船内セットの優れたプロダクション・デザインも重厚な恐怖感を生み、一瞬たりとも気が抜けない。製作時から17年が経ったというのにまったくチープに見えないのは、CGに頼るのを最低限にとどめ、生々しい質感のアナログな特殊効果を多用した成果だろう。ちなみに筆者は、かつて東銀座の歌舞伎座前にあった配給会社UIPの試写室で本作を初めて鑑賞したとき、登場人物が扉を開け閉めしたりする物音だけで心臓が縮み上がった思い出がある。 もう1本、併せて紹介する『パンドラム』(09)は、ポール・W・S・アンダーソンが製作に回り、クリスティアン・アルヴァルト監督を始めとするドイツ人スタッフとコラボレートしたSFスリラーだ。西暦2174年、人口の爆発的増加によって水と食糧が枯渇した地球から惑星タニスという新天地へ旅立った宇宙船エリジウム号が舞台となる。 まず面白いのは冒頭、長期間にわたる冷凍睡眠から目覚めた主人公の宇宙飛行士2人が記憶を喪失してしまっていること。自分たちがどこへ何のために向かっているのかさえ思い出せない彼らは、上官のペイトン(デニス・クエイド)が睡眠室に残って指示を出し、部下のバウアー(ベン・フォスター)が船内を探検していく。観客である私たちも特権的な情報を与えられず、2人の主人公と同じく暗中模索状態で不気味に静まりかえった広大な船内をおそるおそるさまようことになる。 ペイトンとバウアーが真っ先に成し遂げるべきミッションは船の動力である原子炉を再起動することだが、バウアーの行く手には正体不明の凶暴な人食い怪人がうようよと出現。さらには生存者の男女2人との出会いや人食い集団とのサバイバル・バトル、バウアーの失われた記憶やエリジウム号に隠されたミステリーといったエピソードが、異様なテンションを持続させながら矢継ぎ早に繰り出され、まったく飽きさせない。『エイリアン』や『プレデター』シリーズや『ディセント』(05)などを容易に想起させる既視感は否めないが、後半に『猿の惑星』(68)ばりの壮大なひねりを加えたストーリー展開も大いに楽しめる。全編、汗とオイルにまみれてノンストップの苦闘を演じきった俳優陣の熱演も凄い。よくも悪くもアンダーソン的なB級テイストに、スタッフ&キャストのただならぬ頑張りが血肉を与えた快作と言えよう。 さすがに破格のバジェットを投じ、並々ならぬクオリティを誇る『インターステラー』と比較するのは酷だが、きっとこの2作品も多くの視聴者に“見始めたら、止められない”スリルを提供することだろう。もはや宇宙探査というアドベンチャーが地球滅亡という切迫した設定とともに描かれるようになった21世紀において、このジャンルはいつまで“SF”であり続けるのだろうか? 上『イベント・ホライゾン』TM & Copyright © 2014 Paramount Pictures. All rights reserved./下『パンドラム』© 2014 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved.
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PROGRAM/放送作品
3時10分、決断のとき
男の誇りが逆境で燃え上がる!名作西部劇『決断の3時10分』を男泣き必至のドラマにリメイク
強盗団のリーダーにラッセル・クロウ、彼を護送する平凡な市民にクリスチャン・ベイルという適役で、名作西部劇『決断の3時10分』をリメイク。相容れない2人が駆け引きを通じて絆を結ぶ様を、熱く骨太に描く。
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PROGRAM/放送作品
(吹)ホステージ
人質事件のプロフェッショナルの家族が人質に!ブルース・ウィリス主演の息詰まる二重人質事件サスペンス
プロデューサーも務めたブルース・ウィリスが、痛快アクション『スズメバチ』を撮ったフランス人監督を大抜擢。交渉人×パニック・ルームの面白さにスタイリッシュな映像美をプラスした、密室クライム・サスペンス。
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PROGRAM/放送作品
メカニック(2011)
[R15+]鮮やかな殺しのテクニック。J・ステイサム主演でブロンソンの同名アクションをリメイク
1972年のブロンソン主演同名作品を『エクスペンダブルズ2』の監督がリメイク。ブロンソンの演じたヒットマン役に当代一のアクション俳優J・ステイサムを起用し、アクション演出も21世紀に相応しく派手に。
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PROGRAM/放送作品
パンドラム
[PG12]宇宙船で起きた惨劇とそこに秘められた驚愕の真実とは?ノアの方舟的SFアクション・ホラー
人類移住計画のための巨大宇宙船で起きる惨劇を描いたSFアクション・ホラー。出演はデニス・クエイドとベン・フォスター。『バイオハザード』シリーズの監督、ポール・W・S・アンダーソンが製作を手がけている。
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PROGRAM/放送作品
ハード・ラッシュ
[PG12]家族を守るため男は再び裏社会に戻る!マーク・ウォールバーグの男気サスペンス・アクション
マーク・ウォールバーグが後に『2ガンズ』でも組むバルタザール・コルマウクル監督作に主演。キレる頭脳でマフィアや警察に密輸トリックを仕掛ける一方、銃撃戦など迫力のアクションでタフガイぶりも見せつける。
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PROGRAM/放送作品
ローン・サバイバー
[PG12]4人vs200人!ネイビー・シールズ史上最悪の悲劇を再現した、サバイバル・アクション
米軍精鋭部隊ネイビー・シールズが2005年に遂行した極秘作戦の顛末を、任務から唯一生還した兵士の回想録を基に再現。タリバンの拠点であるアフガニスタン山岳地帯での、壮絶な逃走劇や銃撃戦を生々しく描く。
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PROGRAM/放送作品
ウォークラフト
剣と魔法に支配された異世界が壮大に広がる!世界的人気ゲームを映画化した神話ファンタジー
『月に囚われた男』の鬼才ダンカン・ジョーンズ監督が、自らも愛する世界的人気ゲームを映像化。異種族が対立する壮大な世界を、ILMとWETAの2大VFX工房のコラボで精緻かつスケール満点に描き出す。
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PROGRAM/放送作品
ローン・サバイバー [PG12]
[PG12]4人vs200人!ネイビー・シールズ史上最悪の悲劇を再現した、サバイバル・アクション
米軍精鋭部隊ネイビー・シールズが2005年に遂行した極秘作戦の顛末を、任務から唯一生還した兵士の回想録を基に再現。タリバンの拠点であるアフガニスタン山岳地帯での、壮絶な逃走劇や銃撃戦を生々しく描く。