検索結果
-
PROGRAM/放送作品
天使のくれた時間
仕事中毒男が体験する、今とは違う人生。クリスマスの奇跡を描くハートウォーミング・ラブストーリー
ニコラス・ケイジがビジネス戦士+家庭人という振れ幅の大きな役を演じた本作、『ラッシュ・アワー』のブレット・ラトナー監督も心の機微を丁寧に描き出し、幅広い才能を示して見せた。
-
COLUMN/コラム2009.09.29
レクター博士を知るためのグレン・グールド入門 『ハンニバル・ライジング』『ハンニバル』
映画史上、人々の記憶に強い印象を与えたキャラクターは少なくないが、ハンニバル・レクターは間違いなくそのリストに名を連ねる一人だろう。彼の名を世に知らしめたのは、言うまでもなくトマス・ハリス原作、ジョナサン・デミ監督の『羊たちの沈黙』である。ジョディ・フォスターとアンソニー・ホプキンスの緊張感あるやりとりは、サスペンスの新しい可能性を感じさせてくれた。その10年後に公開されたのが、リドリー・スコット監督による『ハンニバル』。こちらは監督の美意識が、レクター博士のキャラクターとしっくりはまって、『羊たちの沈黙』の衝撃をうまく引き継いだ見事な続編。ジョディ・フォスター演じたクラリスがジュリアン・ムーアに変わったが、僕はさほど違和感がなかった。続いて公開された『レッド・ドラゴン』は時系列的に言うと『羊たちの沈黙』の前にあたり、レクター博士が男と対峙する唯一の作品。そしてアンソニー・ホプキンスは登場せず、レクター博士の生い立ちから青年期までを描いて、「人食いハンニバル」にいたった理由を明かしたのが『ハンニバル・ライジング』である。さて、こういった続編・シリーズものの場合、どうしても比較してしまうのが人情というものなので、僕も簡単に感想を記してみたい。まず作品としての完成度と受けた衝撃を鑑みると、総合一位はやはり『羊たちの沈黙』。しかし以降の3作品がつまらないかというと、まったくそんなことはない。とくにサスペンスとしての緊張感は、今回お送りする『ハンニバル・ライジング』、『ハンニバル』ともに、「レクターシリーズ」の世界観を壊すことなく、それでいてオリジナリティも持つ優れたサスペンスである。 とくに『ハンニバル・ライジング』でレクター博士の若かりし頃を演じたギャスパー・ウリエル君には拍手を贈りたい。レクターを演じるのは、『ダークナイト』でジョーカーを演じたヒース・レジャーくらい勇気のいることだったろうにと思う。シリーズ第三作の『レッド・ドラゴン』はたしかに「レクターシリーズ」ではあるのだが、僕個人の意見としてはレクター博士の狂気・怖さを引き立てるには、クラリスや『ハンニバル・ライジング』に登場するレディ・ムラサキのように、女性の存在が不可欠な気がする。アンソニー・ホプキンスが出演しない『ハンニバル・ライジング』を外伝と捉える人も多いが、僕はどちらかというと、『レッド・ドラゴン』を外伝的な作品と捉えている。しかしその“女性問題”さえ気にしなければ、『羊たちの沈黙』に次ぐ完成度かもしれない。とまあ、こんな具合に「レクターシリーズ」はどれを観てもハズレがないのだが、今回は僕の個人的な趣味からレクター博士について音楽の側面から触れてみたい。レクター博士はご存じの通り、人食いで極めて冷酷な殺人鬼である。が、映画を観た人であれば、そこに彼なりの美学を認めないわけにはいかないだろう。それの象徴とも呼べるのが、「レクターシリーズ」の劇中でも印象的に使われる『ゴルドベルク変奏曲』である。『ゴルドベルク変奏曲』とはバッハによる楽曲で、レクター博士お気に入りのクラシックだが、誰の演奏でもいいというわけでなく、グレン・グールドというピアニストによる『ゴルドベルク変奏曲』を愛聴しているのである。グールドはいわゆる天才肌であったが、変人としても知られた。たとえばコンサートが始まっているにもかかわらず、聴衆を待たせて自分が座るピアノ椅子を30分も調整してたとか、真夏でもコートに手袋、マフラーを着用してたとか、人気の絶頂期で生のコンサート演奏からドロップアウトして、以降はスタジオに籠もってレコーディングしていたなど、変人ぶりを示すエピソードをあげればきりがない。ついでに言うと、夏目漱石の『草枕』が愛読書の一つだった。だが、ひとたびグールドがピアノの前に座り、二本の手を鍵盤に載せた瞬間、そこから生まれる音楽は、世界の終わりにただ一つ遺された楽園のように美しかった。すべてが完璧で、研ぎ澄まされており、一片の曇りもなかった。同じように、レクター博士が人をあやめる方法も完璧で美しい。それは一つの哲学と言っても過言ではない。だからこそ、レクター博士が他の誰でもなく、グールドの『ゴルドベルク変奏曲』を好むところに、不謹慎だが僕は二人に共通する何かを感じる。そしてハンニバル・レクターという強烈なキャラクターを象徴する音楽として、グールドの『ゴルドベルク変奏曲』以上に相応しい曲は考えられないのだ。グールドによる『ゴルドベルク変奏曲』は二種類の録音がとくに有名で、『ハンニバル』では1981年録音が、『ハンニバル・ライジング』では『羊たちの沈黙』でも使用された1955年録音が使われている。『レッド・ドラゴン』では僕がボーっとしていてスルーしてしまったのかもしれないが、『ゴルドベルク変奏曲』は使われていなかったように思う。(使われていたらゴメンナサイ)蛇足だが、NASAが1977年に打ち上げた探査機「ボイジャー」にはグールドの演奏が積み込まれた。まだ見ぬ宇宙人へ「地球にはこんなに素晴らしい音楽があるんですよ」と伝えるために。レクター博士の奇妙な美意識を少しでも理解するためにも、ぜひグールドの音楽に耳を傾けながら、『ハンニバル・ライジング』、『ハンニバル』をお楽しみ下さい。■(奥田高大) 『ハンニバル』©2000 UNIVERSAL STUDIOS『ハンニバル・ライジング 』© Delta(Young Hannibal) Limited 2006 and 2006 Artwork © The Weinstein Company
-
PROGRAM/放送作品
ラッシュアワー
[PG12相当]クリス・タッカー&ジャッキー・チェンの刑事2人組による痛快アクションコメディ!
クリス・タッカー&ジャッキー・チェンの危険な刑事二人組が最高のコンビを結成するアクション・コメディ!本作の大ヒットによりシリーズ3作品が制作された。
-
PROGRAM/放送作品
(吹)ラッシュアワー
[PG12相当]クリス・タッカー&ジャッキー・チェンの刑事2人組による痛快アクションコメディ!
クリス・タッカー&ジャッキー・チェンの危険な刑事二人組が最高のコンビを結成するアクション・コメディ!本作の大ヒットによりシリーズ3作品が制作された。
-
PROGRAM/放送作品
ラッシュアワー2
ジャッキーとクリス・タッカーがコンビ再結成。今度の悪役は超強敵のチャン・ツィイー!
カンフーの達人ジャッキー・チェンとマシンガン・トークの達人クリス・タッカーが、前作からパワーアップして3年ぶりにコンビを結成。彼らを狙う殺し屋にチャン・ツィイーの妖しく美しい悪役ぶりも見どころ。
-
PROGRAM/放送作品
(吹)ラッシュアワー2
ジャッキーとクリス・タッカーがコンビ再結成。今度の悪役は超強敵のチャン・ツィイー!
カンフーの達人ジャッキー・チェンとマシンガン・トークの達人クリス・タッカーが、前作からパワーアップして3年ぶりにコンビを結成。彼らを狙う殺し屋にチャン・ツィイーの妖しく美しい悪役ぶりも見どころ。
-
PROGRAM/放送作品
ラッシュアワー3
香港vs日本。アジア最強のアクション・スター対決がついに実現!アクションコメディシリーズ第3弾
ジャッキー・チェンがマシンガン・トークの達人クリス・タッカーと三たびコンビを組んだシリーズ第3弾。2人に立ちはだかる悪役として真田広之と工藤夕貴が登場し、キレ味鋭いアクションでジャッキーと渡り合う。
-
PROGRAM/放送作品
(吹)ラッシュアワー3
香港vs日本。アジア最強のアクション・スター対決がついに実現!アクションコメディシリーズ第3弾
ジャッキー・チェンがマシンガン・トークの達人クリス・タッカーと三たびコンビを組んだシリーズ第3弾。2人に立ちはだかる悪役として真田広之と工藤夕貴が登場し、キレ味鋭いアクションでジャッキーと渡り合う。
-
PROGRAM/放送作品
レッド・ドラゴン(2002)
[PG-12]『羊たちの沈黙』怪物レクター博士の狂気のルーツがここに!戦慄のサイコ・サスペンス
『羊たちの沈黙』『ハンニバル』のヒットを受けて、トマス・ハリスのハンニバル・レクター3部作小説の第1章を映画化。シリーズを通じてレクター博士に扮するアンソニー・ホプキンスが、静かな狂気をにじみ出す。
-
PROGRAM/放送作品
ペントハウス
大富豪にダマされていた庶民たちのリベンジ大作戦!2大コメディアン豪華競演のクライム・アクション
エディ・マーフィが企画した犯罪アクション・コメディに、ベン・スティラーらコメディ・スターが参加。本物の高級マンション職員に取材した富豪の実態をシニカルなユーモアで描き、格差社会への風刺を絡めている。