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PROGRAM/放送作品
追憶(1973)
幸せな思い出だけを胸に──互いの生き方を変えられない男女の出会いから別れまでを描く名作ロマンス
価値観も信念も異なる男女の約20年間に及ぶ愛の軌跡を、現代米国史の出来事を交えながら情感豊かに紡ぐ。バーブラ・ストライサンドが切々と歌う「追憶」がアカデミー歌曲賞に輝いた。他にも作曲賞を受賞。
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COLUMN/コラム2018.06.01
大反撃メルヘンとバイオレンスが融合した異色の戦争映画!『大反撃』
第二次世界大戦中のフランスに入ったアメリカ陸軍の小隊についての戦争映画です。タイトルの『大反撃』は、主人公たちではなく、敵側であるドイツ軍の大反攻作戦を意味しています。いわゆる「バルジ大作戦」のことです。 バート・ランカスター率いる米軍の小隊が霧深い森を進んでいくと、中世のお城が現れる。そして城主の伯爵から「この城を戦火から守ってくれ」と頼まれます。さらに、伯爵は小隊長に「世継ぎが欲しいが生まれない。だから私の妻を抱いてくれ」とも頼まれる。それだけでも変な戦争映画ですが、その城の周りにある村は、小隊の1人ひとりの願いが叶う不思議な村なんです。酒も女も、パン屋さんのピーター・フォークはパン屋の主人として迎えられ、メカマニアの若い兵士はフォルクスワーゲンを手に入れて大喜び。つまり、おとぎ話なんですよ、この映画。で、メルヘンだなあと思ってると、ドイツの戦車軍団が襲来して、突然、リアルでバイオレントで凄まじいアクションになっていきます。 監督はシドニー・ポラック。『追憶』(73年)や『トッツィー』(82年)など軽いコメディや、女性向けの映画とかで有名ですが、元々は男性的なアクション映画の監督でした。『ザ・ヤクザ』(74年)も僕は大好きです。ポラックのロマンチックな側面と、アクション監督としての側面が入り混じったのがこの『大反撃』という怪作です。クライマックスの破壊の美学をぜひご覧ください。■ (談/町山智浩) MORE★INFO. 原作は従軍経験のあるウィリアム・イーストレイクの未訳小説『Castle Keep』(65年)。ロケ地ユーゴに実物大の城のセットを建て、それをクライマックスで惜しげもなく爆破・炎上させたのでスタッフ&キャストも驚いたという。主演のバート・ランカスターによれば本作は反ベトナム戦争をテーマにした寓話だと発言している。監督のポラックとランカスターは67年の西部劇『インディアン狩り』で初コンビを組み、『泳ぐひと』を仕上げ、そして本作と連続でコンビを組んでいた。 CASTLE KEEP/69年米/監:シドニー・ポラック/原:ウィリアム・イーストレイク/脚:ダニエル・タラダッシュ、デヴィッド・レイフィール/出:バート・ランカスター、ピーター・フォーク/108分/© 1969, renewed 1997 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
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PROGRAM/放送作品
アルバレス・ケリー
男の友情、牛の大群の暴走…南北戦争を背景に西部劇の醍醐味を魅せるウィリアム・ホールデン主演作
南北戦争を背景に、戦争で重要な食料となった牛を巡る熾烈な争奪戦を描く。ウィリアム・ホールデンが腕っぷしの強い牛飼いをダンディに演じて魅力を発揮。数千頭もの牛の大群が暴走するシーンは迫力満点。
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PROGRAM/放送作品
大反撃【町山智浩撰】
町山智浩推薦。大戦末期、欧州の古城に駐留する米兵達の夢幻のような毎日に、独軍大反撃の秋(とき)迫る!
町山智浩セレクトのレア映画を町山解説付きでお届け。米兵達が戦時中に古城で過ごす夢うつつのような日々を、シドニー・ポラック監督が幻想的に描く不思議なムードの映画。だが終盤は一転、凄まじい暴力が爆発する!
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PROGRAM/放送作品
(吹)大反撃【町山智浩撰】
町山智浩推薦。大戦末期、欧州の古城に駐留する米兵達の夢幻のような毎日に、独軍大反撃の秋(とき)迫る!
町山智浩セレクトのレア映画を町山解説付きでお届け。米兵達が戦時中に古城で過ごす夢うつつのような日々を、シドニー・ポラック監督が幻想的に描く不思議なムードの映画。だが終盤は一転、凄まじい暴力が爆発する!
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PROGRAM/放送作品
Q&A
新米検事補が正当防衛殺人の捜査を進めるうち、権力という壁に苦悩する姿を描いた社会派ドラマ
『普通の人々』で助演男優賞を獲得したティモシー・ハットンが、警察という大きな権力の壁に苦悩する若き地方検事補を熱演。監督は『十二人の怒れる男』の社会派サスペンスの巨匠シドニー・ルメット。