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PROGRAM/放送作品
ダブル・インパクト
ジャン=クロード・ヴァン・ダム全開、親の仇を討つ兄弟を一人二役で演じたスーパー・アクション
一人二役を演じただけにとどまらず、脚本・製作にまで関わった、まさにジャン=クロード・ヴァン・ダム渾身の一作。武道あり、ガン・アクションあり、アクション・シーンとヴァン・ダムが盛りだくさんの映画。
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COLUMN/コラム2018.11.22
カウボーイの夢と現実を、歴史的正確さと独特の映像で切り取ったリヴィジョーニスト・ウエスタン!!
今日ご紹介する映画は『男の出発(たびだち)』。これは僕の本当に大好きな西部劇のひとつです。ものすごくリアルで、かつ瑞々しくて美しい。そして最後には男の心意気が描かれているという、まあほんとに素晴らしい映画です。 この映画はカウボーイたちが“キャトル・ドライブ”をする話です。南北戦争が1865年に終わると、人々が西部に入植していって開拓が始まりました。東部は工業も発達し、移民も増えて、人口が増え、食料の需要も増える。そこで目をつけられたのが、テキサスの牛です。もともとスペイン人がヨーロッパから連れてきた牛で、その地域はメキシコとなって、バケーロと呼ばれるメキシコ人のカウボーイが管理してましたが、米墨戦争でアメリカが西部をメキシコから奪うと、牛は放置されました。牛肉を食べる文化はスペインのもので、アメリカに住んでいた英国やスコットランドやアイルランド系の人々は牛を食べる文化がなかったんです。で、テキサスの牛は野生化して大量に増えました。これを捕まえて、食肉として東部に送ろうと思いついた人々がいたのです。そこで、テキサスから、東部行きの鉄道の駅があるカンザスまで数百頭の牛を運ぶ “キャトル・ドライブ”が始まり、その仕事に従事する人を“カウボーイ”と呼んだわけです。カウボーイが1回のキャトル・ドライブで稼ぐ額は相当なものだったらしいです。しかし、途中のオクラホマを越えなくてはならない。当時オクラホマは南部から強制移住させた先住民を住まわせる居留地で、警察も何もない無法地帯で、牛泥棒が待ち構えていました。しかも川には橋がかかっていません。牛を渡河させるのは非常に危険です。しかもスタンピードという牛の暴走が始まるかもしれない。1回のキャトル・ドライブで何人ものカウボーイが当たり前のように死んでいく、地獄の旅だったわけです。 キャトル・ドライブを描いた映画ではハワード・ホークス監督の『赤い河』(48年)が傑作です。クリント・イーストウッドの出世作『ローハイド』(59 ~65年)もキャトル・ドライブを描いたT Vドラマでした。ただ、どれも綺麗なんですよね。この『男の出発』は違います。 主役はゲイリー・グライムズ。彼は当時全世界的なアイドルでした。前作『おもいでの夏』(70年)で人妻に恋する男の子を演じて、世界的な人気を集めました。彼が演じるのは、カウボーイに憧れる農家の少年です。ある日家出してカウボーイに飛び込みます。このカウボーイたちがみんな、野獣のようなご面相です。ビリー・グリーン・ブッシュ、ボー・ホプキンス、ジェフリー・ルイス……みんなイイ顔してる、70年代ハリウッド・ピラニア軍団です。しかも、ものすごく汚い(笑)。でも、これがリアルなんです。 監督はディック・リチャーズ。日本ではレイモンド・チャンドラー原作のフィリップ・マーロウシリーズ『さらば愛しき女よ』(75年)がヒットして有名になった監督です。その映画の前に撮った監督デビュー作が『男の出発』なんですが、彼は元々広告のカメラマンで、大量のTVCMを撮っています。CM撮影中に知り合った100歳近いおじいさんが本物のカウボーイで、リチャーズは知られざるカウボーイの実態をいろいろ聞かされて、自分でも資料を調べに調べて作ったのがこの『男の出発』なんです。当時、このように学術的な研究に基づいて徹底的にリアルな西部劇が多く作られ、歴史修正主義西部劇=「リヴィジョーニスト・ウエスタン」と呼ばれました。これらの映画の特徴は、とにかく暴力描写がもの凄い。これにはサム・ペキンパーの影響などもありました。 でも西部劇の嘘を暴くと言いながら、最後にカウボーイたちが見せる心意気には、やっぱり西部のヒロイズムが表されています。この映画を最初に観たとき、僕は主人公と同じくらいの年齢で、「新宿ローヤル」という名画座で観たんですけど、クライマックスでは思わず「そうこなくちゃ!」と叫びそうになりました。ぜひお楽しみに!■ (談/町山智浩) MORE★INFO. 原案の監督と脚本を担当したエリック・バーコヴィッチ、グレゴリー・プレンティスは、全米脚本家協会(Writers Guild of America)の脚本賞にノミネートされた。 主役ベン(G・グライムズ)の友人ティム役のチャールズ・マーティン・スミス(後に監督に転身)の映画デビュー作でもある。 映画のテーマ曲はジェリー・ゴールドスミス。だがこれは67年の『恋とペテンと青空と』からの流用だった。 ベンが映画の冒頭でティムに格好付けて見せる銃は、時代的にも正確な1858年製のレミントン・アーミー・リボルバー。1866年に時代設定されている本作では、使われる銃のほとんどが1870〜1890年製のカートリッジ式リボルバーなので時代考証的には間違っている。 © 1972 Twentieth Century Fox Film Corporation. Renewed 2000 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
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PROGRAM/放送作品
バニシング・レッド
シートベルトを締めたくなるような迫力のカーチェイスと銃撃戦&肉弾戦!文句なしの痛快アクション
『エクスペンダブルズ』でも注目のアクション俳優ドルフ・ラングレン主演の肉弾カーアクション!フェラーリ、カウンタックなど高級車がチェイスを繰り広げる、カーマニアにはたまらない内容。
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PROGRAM/放送作品
ブロンコ・ビリー
イーストウッド監督・主演。カウボーイ気取りの劇団座長とその一座がおりなす、恋あり感動ありのちょっと良い話
大西部ヒーロー・ショーの座長で、自分をヒーローだと本気で思っている男にイーストウッドが扮した、彼らしい監督・主演作。ヒロインはこの頃の彼の作品の常連、プライベートでもパートナーだったソンドラ・ロック。
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PROGRAM/放送作品
サンダーボルト
アカデミー賞監督マイケル・チミノのデビュー作は、イーストウッド主演のクライム・アクション
後にアカデミー監督賞を獲るマイケル・チミノが、『ダーティハリー2』の脚本を手がけた縁でイーストウッドの目にとまり、監督デビューを果たした本作。70年代イーストウッド・アクションの快作の1本だ。
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PROGRAM/放送作品
男の出発(たびだち)【町山智浩撰】
町山智浩推薦。これがリアル・カウボーイだ!西部劇史上屈指のリアリズムで描かれる、少年カウボーイ成長譚
町山智浩セレクトのレア映画を町山解説付きでお届け。ひと夏の性春映画の傑作『おもいでの夏』のゲイリー・グライムズ君が、今度はカウボーイになり大人の階段を昇る。リアル・カウボーイ生活の徹底考証再現が出色。
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PROGRAM/放送作品
シルバー・サドル 新・復讐の用心棒
ジュリアーノ・ジェンマ主演のマカロニウエスタン。賞金稼ぎのガンマンと秘密を抱えた少年の絆を描く
残虐ホラー『サンゲリア』などで知られるルチオ・フルチ監督が、ジュリアーノ・ジェンマと組んだマカロニウエスタン。あるガンマンが因縁の血筋を引く少年と出会い、彼を守り抜く姿を描く。日本劇場未公開ながら『新・復讐の用心棒』のタイトルでもテレビ放映された、ファンの間でも人気の高い幻の1本。
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PROGRAM/放送作品
サンダーボルト(1974)
アカデミー賞監督マイケル・チミノがイーストウッド主演で描く、デビュー作
後にアカデミー監督賞を獲るマイケル・チミノが、『ダーティハリー2』の脚本を手がけた縁でイーストウッドの目にとまり、監督デビューを果たした本作。70年代イーストウッド・アクションの快作の1本だ。
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PROGRAM/放送作品
(吹)サンダーボルト(1974)【月曜ロードショー版】
アカデミー賞監督マイケル・チミノのデビュー作は、イーストウッド主演のクライム・アクション
後にアカデミー監督賞を獲るマイケル・チミノが、『ダーティハリー2』の脚本を手がけた縁でイーストウッドの目にとまり、監督デビューを果たした本作。70年代イーストウッド・アクションの快作の1本だ。
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PROGRAM/放送作品
(吹)ダブル・インパクト 【日曜洋画劇場版】
ジャン=クロード・ヴァン・ダム全開、親の仇を討つ兄弟を一人二役で演じたスーパー・アクション
一人二役を演じただけにとどまらず、脚本・製作にまで関わった、まさにジャン=クロード・ヴァン・ダム渾身の一作。武道あり、ガン・アクションあり、アクション・シーンとヴァン・ダムが盛りだくさんの映画。