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PROGRAM/放送作品
フリーダ
サルマ・ハエック製作・主演で、実在の伝説のメキシコ女性画家フリーダ・カーロの生涯を描く伝記映画
激動の日々を絵画で燃焼させたメキシコの天才女流画家、フリーダ・カーロの波乱に満ちた47年の生涯を、『ワイルド・ワイルド・ウエスト』のサルマ・ハエック製作・主演で描いた人間ドラマ。
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COLUMN/コラム2013.10.11
「映画はファッションの教科書!」を3倍楽しむための必読ガイドその2【年代別編】
第2弾は「映画で知る1920年代-1980年代」と題し、特集作品に登場するファッションの時代背景を取り上げます。解説して下さるのは、モード誌「ミスターハイファッション」、「ハイファッション」の編集長を務められ、現在もモード界の第一線で活躍される田口淑子さんです。特集作品を既にご覧になった事がある方もない方も、読んで頂いた後に本編を確認したくなること請け合いの必読コラムです!! ファッションも、音楽も、建築物もそれぞれ時代を映す鏡。だが一つの時代を総合的に再現できるのは映像にしかない力だ。私は例えば、小津や成瀬の映画を時々ふっと見たくなるのだが、熱心に筋書きを追うより、ゆったりした気分でスクリーンの中の昭和30年代が見たいというのが本音で、日比谷や銀座、月島の景色や風俗に、今は消えてしまった当時の姿を見て、ちょっとした感慨に浸るのだ。名作と言われる映画を、そんな方角から見てみるのも一興だろうと思う。 ■『華麗なるギャツビー(1974)』 『華麗なるギャツビー(1974)』は二つの世界大戦の狭間、世界恐慌の1920年代が舞台。アメリカでは禁酒法が施行され、法の網の目を潜って、一代で莫大な財をなすギャツビーのような謎めいた人物が大勢いたのだろう。パーティシーンでは、女はチャールストンルック、男はタキシードで華やかさを競っている。彼らは、享楽的で贅沢な暮らしをしていてもどこか地に足がついていない。内面的な充足のないゆがみ。そんな悲哀感がこの映画には通底している。ロバート・レッドフォードが演ずるギャッツビーの眼はいつも何かを隠蔽しているように見える。あの冷たい眼が、自分の暮らしが虚像であることの不安を象徴しているように思えてならない。 ■『英国王のスピーチ』 『英国王のスピーチ』(30年代が舞台)は、エリザベス女王の父君、ヨーク公ことジョージ6世が王位を継承するまでの物語。ギャッツビーの邸宅の真新しい華麗さとは真逆な、英国人特有の価値観が全編に現れている。 先祖代々伝わる家具やタピストリーや銀器を、骨董品としてしまい込むのではなく日々の生活に活用していて、一見するとここが大英帝国の宮殿?と怪訝になるほど質素で堅実だ。だが映画が進むにつれて、古い箱形のソファーや、色あせた絨毯がとても美しい価値のあるものに思えてくる。ほぼ同じ時代を描いた「華麗なるギャッツビー」と、比較して見てみることを是非お勧めしたい。ところでヨーク公の兄君、この映画では複葉機に乗って颯爽と登場するウインザー公は、メンズ誌で「あなたが最もダンディだと思う歴史上の人物は?」とアンケートする時、今でも日本のデザイナーから真っ先に名前が挙がるファッションアイコンである。(ほかにケーリー・グラント、ジャン・コクトー、ハンフリー・ボガード、白洲次郎らの名前が上位に挙がる)シンプソン夫人と一緒の、アーガイルのセーターにニッカーボッカのゴルフウエアや、パーティでのタキシード姿が、モデルよりもはるかに格好よくて、アーカイブで借りた写真を何度も繰り返し掲載してきた。 ■『サタデー・ナイト・フィーバー』 『サタデー・ナイト・フィーバー』は70年代のニューヨーク、ブルックリンが舞台。この映画の見所は、一大ブームを起こしたダンスシーンのほかに、19歳のトニーとその仲間たちの丹念でリアルな生活感の描写だ。ジョンの部屋の壁にはアル・パチーノとファラ・フォーセットとロッキーとブルース・リーのポスター。毎朝時間をかけて髪を決めるドライヤーがアップで写る。ディスコに繰り出す時に彼らが着ているアクリルのチープなシャツとごわごわした革ジャン。4センチヒールのカットブーツ。裾広がりのパンタロン。圧巻はコンテストの衣裳の、いかにも“吊るし”の白いスーツと黒のシャツの盛装だ。ここは70年代当時、貧しくてよそ者には危険な黒人と移民の街。当時の靴屋や洋品店のショーウインドーがわびしくも時代を感じさせて懐かしい。「川を一つはさんで、こことマンハッタンは全てが違うのよ」という、ジョンのダンスのパートナー、ステファニーの向上心に溢れる台詞が印象的だ。ブルックリンは、1990年代頃から、若いアーチストやファッションデザイナーが移り住んで、アトリエやブティックやギャラリーが並び、今ではニューヨークで最もおしゃれなエリアの一つになった。そんな街の歴史と変遷を知るのにも、映画ほどふさわしいメディアはない。 ■ ■ ■ 【特集「映画はファッションの教科書!」を3倍楽しむための必読ガイド】は最終回「デザイナー編」へと続きます。次回の更新は10月16日を予定しております。最終回も、ファッションのプロである田口淑子さんに引き続き、映画とファッションの「深い関係」を解説していただきます。乞うご期待下さい! そして、10月特集「映画はファッションの教科書!」は10/17(木)-20(日) 【再放送】 10/28(月)-31(木)の日程で 下記11作品でお送りします!ドラキュラ(1992)ロミオとジュリエット(1968)陽のあたる場所英国王のスピーチグロリア(1980)華麗なるギャツビー(1974)ドリームガールズサタデー・ナイト・フィーバーラブソングができるまでシングルマン泥棒成金 ぜひ映画本編でも、数々のファッションをお楽しみ下さいませ!■
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エリザベス:ゴールデン・エイジ
エリザベス女王がついに大英帝国を黄金時代に導くまでを描く、重厚・壮大な歴史エンターテインメント
インド人のカプール監督以下、前作『エリザベス』のスタッフ&キャストが再結集。引き続きエリザベスⅠ世に扮するのはオスカー女優のケイト・ブランシェット。大英帝国黄金時代を描いた一大歴史絵巻。
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PROGRAM/放送作品
恋におちたシェイクスピア
[R15+]「ロミオとジュリエット」はこうして生まれた?シェイクスピアの情熱的な恋を描く歴史ロマンス
作品賞・主演女優賞・助演女優賞などアカデミー賞7部門に輝いた歴史ラブロマンス。若きシェイクスピアの燃え上がるような恋と戯曲「ロミオとジュリエット」の創作内容がシンクロしていく構成が絶妙。
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PROGRAM/放送作品
エリザベス
イギリスのゴールデン・エイジを築き、大英帝国の礎を作ったエリザベス1世の波乱の半生を映画化
不遇や陰謀を乗り越えて女王となったエリザベス1世を、生身の女性として描く歴史劇。名女優ケイト・ブランシェットの凛とした演技が、エリザベスに鮮やかな生命力と風格を与える。アカデミーメイクアップ賞を受賞。
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英国王のスピーチ
歴史的スピーチの裏には、吃音に悩んだ英国王と言語聴覚士の絆があった…感動のアカデミー賞4部門受賞作
吃音を克服し、歴史に残る名スピーチで戦時下の国民を奮い立たせた英国王ジョージ6世を、コリン・ファースが繊細に好演しアカデミー主演男優賞に輝いた伝記ドラマ。他にも作品賞・監督賞など全4部門受賞。
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PROGRAM/放送作品
(吹)英国王のスピーチ
歴史的スピーチの裏には、吃音に悩んだ英国王と言語聴覚士の絆があった…感動のアカデミー賞4部門受賞作
吃音を克服し、歴史に残る名スピーチで戦時下の国民を奮い立たせた英国王ジョージ6世を、コリン・ファースが繊細に好演しアカデミー主演男優賞に輝いた伝記ドラマ。他にも作品賞・監督賞など全4部門受賞。
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バンガー・シスターズ
伝説のグルーピー2人組の友情は永遠に──ゴールディ・ホーン&スーザン・サランドンの豪華競演作
かつてバンドマンと寝てばかりいたグルーピー女子2人組の再会と大騒動を、ゴールディ・ホーンとスーザン・サランドンが円熟した魅力を発揮し好演。変わらぬ女の友情と、自分らしく生きるというテーマに心が温まる。
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PROGRAM/放送作品
キング・オブ・エジプト
神が王座を取り戻すため人間とタッグを結成!奇想天外な謎解きやアクション満載の古代スペクタクル
神話の神と人間が共存する古代エジプトの世界を、『アイ,ロボット』のアレックス・プロヤス監督がVFXを駆使して壮大に描写。冒険の行く手を阻む巨大怪物の猛威や神vs.神のバトルなど手に汗握るシーンが満載。
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シャイン
精神を病んだ実在の天才ピアニストの苦難と再起をジェフリー・ラッシュが熱演!感動の音楽ドラマ
実在のピアニスト、デイヴィッド・ヘルフゴットの苦難に満ちた半生をジェフリー・ラッシュが熱演しアカデミー賞(R)主演男優賞を受賞。ヘルフゴッドによるピアノ演奏とラッシュの演技の絶妙なシンクロが胸を揺さぶる。