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PROGRAM/放送作品
パトリオット
メル・ギブソン主演、『インデペンデンス・デイ』のエメリッヒ監督が独立戦争を描く歴史アクション超大作
ローランド・エメリッヒ監督が、メル・ギブソンを主演にアメリカ独立戦争を描いたアクション・ロマンの超大作。共演は、『ダークナイト』のジョーカー役の怪演が伝説となったヒース・レジャー。
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COLUMN/コラム2014.12.18
実は凄い子!ホンモノの格闘家テイラー・ロートナーの『ミッシングID』
多くの場合、映画の中では演技のプロである俳優がアクションをすることになるのだが、撮影前にどれほどトレーニングを積んだとしても、彼らのアクションが素晴らしい出来になるとは限らない。むしろ「スタントマンに任せておけば良いのに……」と思わせるような“半端に頑張っちゃった映画”が非常に多いのだ。 だからこそ筆者は常に思う。「演技力のあるホンモノの格闘家のアクション映画が観たい!」 最初にその筆者の願望を現実のものとしたのは、言うまでもなくブルース・リーだ。中国武術の詠春拳に始まり、空手、ボクシング、柔道、シラット、カリと様々な武術を融合させ、現在のMMA(Mixed Martial Arts:総合格闘技)の礎を気付いたブルース・リーは、『燃えよドラゴン』で映画における格闘技アクションのオリジナルにして完成形を提示した。その後のカンフー映画の大ムーブメントでは多くの武術家が映画に進出し、スクリーンでその技を見せ付けてくれたのだった。 またブルース・リーの親友で世界プロ空手選手権ミドル級王者のチャック・ノリスは、ハリウッド映画に本物の空手アクションを取り入れるとともに、タカ派アクション全盛の波に乗ってヒット作を連発させることに成功。80年代末期にはスティーヴン・セガールが、合気道というまったく新たな(それでいて伝統的な)格闘スタイルをアクション映画に持ち込み、全世界のアクション映画ファンの度肝を抜いている。 そしてアメリカで総合格闘技イベントUFCが産声を上げると、打撃系格闘技でない新たな護身格闘技としてブラジリアン柔術が知られるようになり、UFCが世界的な人気を博すようになると、ランディ・クートゥア、チャック・リデル、クイントン“ランペイジ”ジャクソンといった、現役格闘家が映画に出演するようになったのは2000年代に入ってからとなる。同時期にアジアでは古式ムエタイのエッセンスをふんだんに取り入れたタイ映画『マッハ!!!!!!!!』や、インドネシアの伝統武術シラットの達人たちが出演する『ザ・レイド』が世界的な評価を受けるようになっている。 こうしたアクション映画の成功事例に共通するのは、単に本物の格闘技をその道の達人たちとともにそのまま映画の世界に持ち込んだわけではなく、既存の映画のアクションの方程式の中に本物のエッセンスをふんだんにまぶすことで、映画のアクションに対するリアリティを格段にアップさせた点である。そして俳優として人気を博しながらも、前述のアクション映画でのリアリティを大いに感じさせるアクションの出来る俳優、その中でもイチオシとなるのが、テイラー・ロートナーなのである。 ロートナーと言えばアメリカで社会現象になるほどの大ヒットを記録したヴァンパイア・ラブロマンス『トワイライト』で人狼青年ジェイコブを演じたことで、ティーンの人気を獲得したイケメン。今では映画一本の出演料が2000万ドルを超えるAランク俳優として活躍していることは、周知の通りである。しかしこのロートナーは、単なる二枚目俳優ではないのだ。 1992年2月、ミッドウェスト航空のパイロットである父とソフトウェア開発会社に勤める母の下に生まれたロートナーは、6歳から空手を習い始め、7歳の時にはアメリカ国内の空手トーナメントに出場。そこで空手やテコンドーの師範であるマイケル・チャットと出会い、チャットの道場であるエクストリーム・マーシャルアーツへの入門を許可される。そこでメキメキと頭角を現したロートナーは、8歳にして黒帯を取得。いくつかのジュニア世界選手権で優勝し、キックボクシングで有名なISKA(国際競技空手協会)の国際大会でも優勝して、2003年には空手の世界ランキング1位になっている。ロートナーは名実ともに世界最強の少年空手家であったのだ。 そしてロートナーの師であるチャットは、『パワーレンジャー』シリーズや『オースティン・パワーズ』などの映画/テレビでスタントマンを務めていたため、その世界にロートナーを紹介。様々な民族がミックスされたエキゾチックなルックスを持ち、世界ラインキング1位の空手家という完璧を絵に描いたロートナーは、オーディションに次々と合格。『トワイライト』のジェイコブ役で全米最高のマネーメイキングスターの仲間入りをしたのだった。そんなロートナーの初主演作が、本稿で取り上げる『ミッシングID』なのである。 ケンカっぱやいのが玉に傷な男子高校生ネイサン・ハーバー。ネイサンに徹底した格闘スキルを叩き込み、その習得状況は非常に厳しくチェックが入るという点において一風変わってはいるが、理解のある両親のもとで幸せに暮らしていた。ただ時折見る女性が殺される生々しい夢に悩まされており、カウンセラーのベネット医師の下に通っていた。ある日幼馴染のカレンとともに学校の課題のために児童誘拐の調査を始めたネイサンは、誘拐被害児童の情報提供を呼びかけるサイトで驚くべきものを見付けてしまう。それは、自分自身の幼少期の写真であった。単なるそら似とも思えたが、その写真に写っている児童が身に着けているものは、ネイサンの子供のときの洋服と染みの位置まで完全に一致。ネイサンはサイトの運営にコンタクトを取り、さらに両親にそのことを問いただしてみた。しかしその時、自宅を訪れた黒いスーツ姿の二人組に両親は射殺されてしまう。間一髪脱出に成功したネイサンは、カレンとともに自身の出生の秘密を探るための旅に出発するのだったが…。 ストーリー的には、ティーン版『ボーン・アイデンティティ』とも言うべき内容の作品であるが、何より本作のアクションシーンには、最新のMMAテクニックがふんだんに盛り込まれているのが特徴的であろう。中盤の列車内でのアクションシーンでは三角締めなどの柔術技も披露。長い手足を持つロートナーの柔術テクニックはなかなかのものである。もちろん本業(?)である空手の経験を存分に活かしたサイドキックやパンチは、一朝一夕に身に着けたようなものではないだけに迫力満点だ。 ちなみに本作のスタントコーディネイターはブラッド・マーティン。『エクスペンダブルズ』シリーズや、ジェイソン・ステイサムの『バトルフロント』でもMMAのエッセンスを大量に投入したアクションをコーディネイトしたやり手アクション監督であり、『ミッシングID』でもその辣腕は奮っている。 サスペンスとして充分に魅力的な本作であるが、そこにロートナーのキレッキレのアクションに加え、ジャッキー・チェンばりのスタントシーンも堪能できる『ミッシングID』。是非ともこの機会ご覧になって頂きたい。そして新たなアクションスター、テイラー・ロートナー誕生の瞬間を確認してほしい。■ © 2011 Lions Gate Films Inc. All Rights Reserved.
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PROGRAM/放送作品
スウィート・ノベンバー
1ヶ月の期間限定という切ない愛を、キアヌ・リーヴスとシャーリーズ・セロンの美男美女が美しく紡ぎ上げる
ある秘密から1ヶ月期間限定の関係を繰り返す女性と、彼女を本気で愛した男の甘く切ないロマンス。キアヌ・リーヴスとシャーリーズが『ディアボロス 悪魔の扉』での夫婦役以来の共演で、抜群の好相性を見せつける。
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COLUMN/コラム2015.07.17
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2015年8月】キャロル
「ロード・オブ・ザ・リング」のヴィゴ・モーテンセン主演、ナチス政権下の葛藤を描くヒューマンドラマ。 ベルリンの大学で教鞭をとるジョンは、ノイローゼ気味の妻に代わって家事と二人の子供たちの育児、そして母の介護に追われる日々。精神科医であり親友であるユダヤ人のモーリスと過ごす時間が唯一の息抜きだった。これといった主張も特徴もなく無難に生きてきたジョンだったが、昔書いた小説をヒトラーに気に入られたことをきっかけにナチ党に入党。そのことに愕然とするモーリスとの関係に亀裂が入る一方で、ジョンは教え子で愛人だったアンと再婚したり、出世し教授になったりと、これまでになく順調な人生を歩み始める。ナチ党のユダヤ人迫害が増していることを日々肌で感じているモーリスは決死の思いでジョンに助けを求めるのだが、ジョンは事態を深刻に受け止めず、自力で何とかしろと突き放す。数年後、いよいよ戦況が激化するなか強制収容所の実態を知ったジョンは、音信不通となったモーリスの行方を追うのだが・・・。 この映画は、ナチスを批判する勇者でもユダヤ人を救うヒーローでもない、自分の安全のために無難な選択をして時代に流されていく、真面目で誠実な一般市民の姿を描いています。どうしてユダヤ人の親友がいるのにナチ党に入ったの?なぜ親友を助けてあげようとしなかったの?と、ジョンのとった行動は理解しがたく、ただ流されていく姿に共感できないと感じる人は私を含め多いでしょう。しかし、「もしもジョンが自分だったら・・・?」そう置きかえると矛盾を感じてしまうところがこの映画を“面白くなく”しており、実はミソなのではないかと思うのです。「入党すれば昇進できて生活が安定する。それに社会的地位も上がる」「最近はユダヤ人への風当たりが強い。でも(モーリスは)裕福だし何とかなるだろう」と考えたジョンや、「これだけ沢山の人が支持している人気の政党なのだから大丈夫に決まってるじゃない」と深く考えない若者アン。ナチスの黎明期では、迫害の現実や変貌を遂げようとしている一国の未来の姿に恐怖するのは一部の有識者のみで、大半の一般市民がジョンやアンと同じだったのではないでしょうか。今の日本に置き換えると、そう他人事にも思えません。ちょっと痛いところ突かれた感じが、この映画を“面白くない”と感じさせる後味の悪さであり、本当の面白さのような気がするのです。 © 2007 Good Films Ltd.
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PROGRAM/放送作品
ミッシング ID
『ボーン・アイデンティティ』製作陣が贈る、テイラー・ロートナー主演のサスペンス・アクション
『トワイライト』シリーズで一躍トップスターに上りつめたテイラー・ロートナーが主演を務めるサスペンス・アクション。ミュージシャン、フィル・コリンズの娘リリー・コリンズがヒロインのカレンを演じている。
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COLUMN/コラム2015.05.25
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2015年6月】うず潮
ひょんなことから、大物スパイが厳重に保管しているタキシードを着てしまったジャッキー。 それは誰しもが凄腕スパイになれるハイテク機能満載のスーパータキシードだった!活躍の場をハリウッドに移したジャッキー・チェンが主演したスパイアクション・コメディ。相棒には『ラストサマー』のジェニファー・ラヴ・ヒューイットが務め、女スパイ役をキュートに好演。 ジャッキーお得意のガチスタントにVFXをプラスしたアクションシーンは、安定感抜群です!さらに劇中で、「ゲロッパ」でお馴染みのあの大物ミュージシャンが、ジャッキーと夢の共演してます!そして、ジャッキー映画には欠かせない、エンドロールのNGシーンは必見、おすすめですよ。 ザ・シネマは、6月にジャッキ-作品をもう1本!痛快カンフー西部劇アクション・コメディ『シャンハイ・ヌーン』も合わせてご覧ください!■
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PROGRAM/放送作品
(吹)ミッシング ID
『ボーン・アイデンティティ』製作陣が贈る、テイラー・ロートナー主演のサスペンス・アクション
『トワイライト』シリーズで一躍トップスターに上りつめたテイラー・ロートナーが主演を務めるサスペンス・アクション。ミュージシャン、フィル・コリンズの娘リリー・コリンズがヒロインのカレンを演じている。
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PROGRAM/放送作品
タキシード
最弱のジャッキー・チェンがハイテクタキシードで最強に!驚異のカンフーが炸裂するVFXスパイアクション
ジャッキー・チェン主演のスパイアクション・コメディ。相手役には『ラストサマー』のジェニファー・ラヴ・ヒューイット。VFX技術を駆使したアクションシーンと、ジャッキー映画には欠かせないNGシーンは必見。
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PROGRAM/放送作品
善き人
ヒトラーに気に入られた男はユダヤ人の親友を守れるのか?ナチス政権下の葛藤を描くヒューマン・ドラマ
英国劇作家C・P・テイラーのホロコーストを題材とした舞台劇を映画化。ナチス党員として圧力に従わざるをえない大学教授が良心との狭間で葛藤する姿を、ヴィゴ・モーテンセンが熱演。
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PROGRAM/放送作品
(吹)フューリー(2014)
わずか5人で300人の敵軍に挑んだ戦車部隊が熱い!ブラッド・ピット主演で描く迫力の戦争アクション
元軍人のデヴィッド・エアー監督が、世界で唯一動く本物のティーガー戦車を使用してリアリティ重視の戦車バトルを描写。ブラッド・ピットら俳優たちもブートキャンプで訓練し、戦車部隊の絆と死闘を熱く演じる。