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PROGRAM/放送作品
200本のたばこ
大晦日に交錯する十人十色の恋模様を、若手スター総出演で贈る恋愛群像劇
年越しパーティに集う独身男女の恋模様をユーモラスかつ賑やかに描き出す恋愛群像劇。年越しに浮かれる登場人物を豪華競演の若手スターたちが楽しげに演じる。舞台となる1981年当時のヒット曲もムードを盛り上げる。
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COLUMN/コラム2012.09.21
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年10月】山田
15歳で『ローリング・ストーン』誌のライターになった実体験を基に、キャメロン・クロウ監督が少年の切ない青春を綴る、自伝的物語。ちょっぴり寂しい、でもとても幸せな気持ちになれること間違いなし。当時の風俗、音楽やファッションに傾倒していた人ならなおのこと。「パイレーツ・ロック」では24時間ロックを流し続ける海賊ラジオ局の船長を演じていたフィリップ・シーモア・ホフマンは、本作では、1982年に弱冠33歳で亡くなった伝説のロック・ライターであるレスター・バングス役。なかなか本人に似ている。演技も板についている。そしてケイト・ハドソンが通常より数十倍可愛く見える。音楽監修はピーター・フランプトン御大。劇中流れる音楽も、ザ・フー、トッド・ラングレン、イエスから、オールマン、ツェッペリン、レーナード・スキナードなどなど。。胸が熱くなる。 Copyright © 2000 DreamWorks Films L.L.C. and Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
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PROGRAM/放送作品
サハラに舞う羽根
戦争の無意味さに気づいた男を待ち受ける波瀾万丈。砂漠の映像美を背景に描く歴史ドラマ大作
英国文学の古典的名作「四枚の羽根」を『エリザベス』のシェカール・カプール監督が映像化。軍籍を離れたため仲間に臆病者の烙印を押された英国軍人の成長を、今は亡き若手演技派ヒース・レジャーが繊細に好演している。
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COLUMN/コラム2012.08.25
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年9月】山田
ケイシー・アフレック演じる、誰にでも好かれる田舎町の保安官が、ジェシカ・アルバ演じる娼婦との出会いをきっかけに、隠されていた裏の顔を見せ、冷酷な連続殺人鬼に変貌していく姿を描いた本作。異端の犯罪小説家として名高いのジム・トンプソン原作のクライムノベルを、イギリスを代表する映画監督の一人であるマイケル・ウィンターボトムが映画化。ウィンターボトムらしからぬバイオレンス描写(と性描写)がふんだんに盛り込まれた作品に仕上がっており、主演のケイシー・アフレックがドクロちゃんのように武器を使うことなく、怖めず臆せずひたすら拳のみで殺すシーンはなかなかのもの。。娼婦役のジェシカ・アルバの生のお尻も拝めます。 (C) Copyright 2010 KIM PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED.
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PROGRAM/放送作品
(吹)サハラに舞う羽根
戦争の無意味さに気づいた男を待ち受ける波瀾万丈。砂漠の映像美を背景に描く歴史ドラマ大作
英国文学の古典的名作「四枚の羽根」を『エリザベス』のシェカール・カプール監督が映像化。軍籍を離れたため仲間に臆病者の烙印を押された英国軍人の成長を、今は亡き若手演技派ヒース・レジャーが繊細に好演している。
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COLUMN/コラム2012.09.30
2012年10月のシネマ・ソムリエ
■10月6日『都会のアリス』 ヴィム・ヴェンダース監督が初期に発表したロードムービー3部作の第1作。9歳の少女をNYからアムステルダムに送り届けることになったドイツ人青年の物語だ。 人生の迷い道にさまよい込んだ青年と、生意気な少女が織りなすあてどない旅路。16ミリの白黒フィルムに焼きつけられた虚ろな風景が、得も言われぬ詩情を醸し出す。 主演はヴェンダース作品の常連俳優R・フォーグラーと「緋文字」の子役Y・ロットレンダー。複雑にして豊かな余韻を残す、ラスト・シーンの空撮が実にすばらしい。 ■10月13日『アメリカの友人』 ヴィム・ヴェンダース監督がデニス・ホッパーを主演に迎えて撮ったサスペンス・ロマン。パトリシア・ハイスミスの“トム・リプリー”シリーズの一編が原作である。 画商を装い、ヨーロッパで贋作を売りさばく詐欺師リプリー。彼はひょんなことから出会ったヨナタンという病身の額縁職人を、裏社会の殺しの仕事に巻き込んでいく。犯罪劇に初挑戦したヴェンダースが、孤独な男たちの魂の共鳴をスリリングかつ切なく描出。彼が敬愛するニコラス・レイ、ダニエル・シュミットが脇役で出演している。 ■10月20日『あの頃ペニー・レインと』 キャメロン・クロウ監督の自伝的な青春映画で、アカデミー脚本賞に輝いた代表作。15歳にしてロック・ライターの道を歩み出した少年の夢のような日々を映し出す。著名雑誌からの依頼で、新進バンドのツアー密着取材を行う主人公ウィリアム。彼を魅了するグルーピーの美少女を、ケイト・ハドソンが眩しいほどキュートに演じる。70年代ロックに彩られた甘酸っぱくもビターな映像世界。音楽業界の内幕ものとしても興味深く、主人公の母親役フランシス・マクドーマンドらの好演も味わい深い。 ■10月27日『パフューム ある人殺しの物語』 ドイツの鬼才トム・ティクヴァが、P・ジュースキントのベストセラー小説を映画化。18世紀パリの魚市場で生まれ、並外れた嗅覚を授かった青年の数奇な運命を描く。ある美少女の体臭の虜になった主人公が、禁断の香水を創造するために、罪の意識すらなく猟奇殺人を繰り返していく。その異様なストーリー展開から目が離せない。主人公が女性の肉体から“香り”を抽出するシーンを始め、美醜入り混じるビジュアルのインパクトは圧巻。そしてクライマックスには誰もが目を疑う衝撃的な光景が! 『都会のアリス』© 1973 Reverse Angle Library GmbH 『アメリカの友人』© 1977 REVERSE ANGLE LIBRARY GMBH 『あの頃ペニー・レインと』Copyright © 2000 DreamWorks Films L.L.C. and Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. 『パフューム ある人殺しの物語』© 2005 Constantin Film GmbH
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PROGRAM/放送作品
10日間で男を上手にフル方法
男にフラれたい女と、女をフッてはいけない男。そんな男女の交際爆笑10日間を描くラブ・コメディ
10日間で男をフリたい女性編集者と10日以内に恋人を作りたい広告マンの、笑える駆け引きを描いたラブ・コメディ。男に嫌われるためのムチャクチャな言動を実践するケイト・ハドソンの姿が逆にキュート。
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COLUMN/コラム2012.08.26
2012年9月シネマ・ソムリエ
■9月1日『ブーリン家の姉妹』 16世紀の英国王室を揺るがした一大スキャンダルを映画化。時のイングランド国王、ヘンリー8世の寵愛を受けた新興貴族の姉妹アンとメアリーの数奇な愛憎ドラマだ。野心家で執念深いアンに『ブラック・スワン』のN・ポートマン、心優しい妹メアリーにS・ヨハンソン。この二大女優がほとばしらせる激情が観る者を終始圧倒する。「クィーン」の脚本家ピーター・モーガンらの一流スタッフが参加し、重厚で奥行きある歴史劇を創造。エリザベス1世の時代の幕開けを告げる結末も深い余韻を残す。 ■9月8日『キラー・インサイド・ミー』 米国文学界の異端児ジム・トンプスンの代表作「おれの中の殺人鬼」。この特異な一人称形式の犯罪小説を、M・ウィンターボトム監督がドライなタッチで映画化した。1950年代のテキサスを舞台に、人当たりのいい保安官助手の青年が冷酷な連続殺人鬼に変貌していく姿を描出。人間の不可解さと倒錯的な愛の形が観る者を驚かせる。主人公の殺人衝動を目覚めさせてしまう娼婦役にジェシカ・アルバ。もうひとりのヒロインに扮したケイト・ハドソンとともに、新境地の汚れ役を体当たりで熱演した。 ■9月15日『ルドandクルシ』 メキシコ映画界を代表する才能たちが手を組み、世界に向けて放った一作。同国出身の国際的スター、G・ガルシア・ベルナルとD・ルナが兄弟に扮して主演を務めた。田舎のバナナ農園で働く兄弟が、スカウトに見出されてプロ・サッカー選手に。ルド(乱暴者)とクルシ(自惚れ屋)のあだ名を頂戴した彼らの波乱に満ちた運命を綴る。おおらかで脳天気なコメディ仕立てだが、ちょっぴりほろ苦くて後味は爽やか。兄弟がPKの直接対決に挑む終盤は、メキシカン・サッカーの猥雑な熱気も味わえる。 ■9月22日『CQ』 巨匠フランシス・F・コッポラの息子ロマン・コッポラの監督デビュー作。偉大な父のサポートを得て、CMや音楽ビデオの演出で培ってきた豊かな感性を花開かせた。1969年のパリで、未完成のSF冒険映画の監督に指名されたフィルム編集者ポール。若き主人公の自分探しや映画への夢を、洗練された映像&音楽センスで紡ぎ上げた。観る者の目を奪うのは『バーバレラ』を思わせるレトロポップな劇中劇。スーパーモデルのA・リンドヴァルが惜しみなく披露するセクシーなコスプレもお楽しみあれ! ■9月29日『ワンダーランド』 1981年7月、ハリウッドで男女4人の血まみれ死体が発見された。ポルノ界の伝説的な巨根俳優ジョン・ホームズが関与したとされる“ワンダーランド事件”の映画化だ。 事件発生当時のホームズは麻薬を常用し、ギャングとも親交があったという。『ブギーナイツ』の主人公のモデルにもなったポルノスターの哀れな凋落ぶりが描かれる。謎多き事件の関係者の食い違う証言をフラッシュバックで映像化。ホームズを愛した2人の女との関係も描かれ、クライマックスでは陰惨なバイオレンスが炸裂する。 『ブーリン家の姉妹』© 2008 Columbia Pictures Industries, Inc. and Universal City Studios Productions LLLP and GH Three LLC. All Rights Reserved 『キラー・インサイド・ミー』©Copyright 2010 KIM PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED. 『ルドandクルシ』© 2008 CHA CHA CHA, INC. All rights reserved. 『CQ』© 2001 CQ PRODUCTIONS,LLC.ALL RIGHTS RESERVED 『ワンダーランド』© 2003 Lions Gate Films,Inc. All Rights Reserved.
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PROGRAM/放送作品
キラー・インサイド・ミー
[R15+]ベストセラー犯罪小説を実力派マイケル・ウィンターボトム監督が映画化したクライムストーリー
異端の犯罪小説家として名高いジム・トンプソンのクライムノベルを映画化。誰にでも好かれる田舎町の保安官が、ある娼婦と出会ったことがきっかけで冷酷な連続殺人鬼に変貌してゆく…。驚愕のラストが待ち受ける!
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COLUMN/コラム2012.03.01
映画の中のニューヨーク
■映画を彩る街・ニューヨーク もしもアカデミー賞にロケーション部門があったら、ニューヨークの街はノミネートのほとんどを独占してしまうことだろう。それだけたくさんの映画の舞台となり、魅力的な姿を映し出して来たニューヨーク。この街のあの場所が描かれて来た舞台裏を知ると、映画の中のニューヨークをより楽しめるようになる。いわゆるニューヨークと呼ばれるエリアは、マンハッタン島を中心に合計5つの区域で成り立っている。中心にあるマンハッタン島と隣のブルックリンには3本の橋が渡っており、最も南に位置し、最も美しいと言われ数々の映画でも描かれてきたのがブルックリン橋(2)。 アメリカで屈指のコメディ俳優、ベン・スティラーが監督した『僕たちのアナ・バナナ』ではマンハッタンから見て橋の向こう側、ダンボ地区にあるブルックリン・ブリッジ・パーク(3)がロケ地として使われている。映画同様、このあたりからはマンハッタンの美しい摩天楼を眺めることができるため、昼夜問わず多くのカップルや観光客が訪れる。 また、『10日間で男を上手にフル方法』にはスタッテン・アイランド(4)へ行くシーンがあるが、マンハッタンからスタッテン・アイランドへは無料のフェリーでしか渡ることができず、ブルックリンとスタッテン・アイランドを渡すペラザノナローズ・ブリッジ(5)が結んでいる。 タクシーで去っていくケイト・ハドソンをマシュー・マコノヒーが走って追いかけるラストシーンはブルックリン橋の上。通常、徒歩や自転車は車道の上にある橋を渡るのだが……。 5月に放送する『セックス・アンド・ザ・シティ』でも、仲違いしたミランダとスティーブがこの橋の上で夫婦としてやり直すことを誓う感動的なシーンが繰り広げられる。 ■マンハッタン内に星の数だけあるホテル群も、映画の舞台として大事な役目を担っている。 例えば『ホーム・アローン2』のザ・プラザ(6)、イーサン・ホーク監督の、タイトルもそのままの『チェルシー・ホテル』(7)など単なるロケ地以上の存在感を示すものも。 その中で、最も多く映画の舞台に使われたホテルのひとつは、間違いなくウォルドルフ=アストリア・ホテル(8)だろう。 ミッドタウン東側のグランド・セントラル駅に近いこの高級ホテルには、そうそうたる人物が宿泊していたとしても有名。マリリン・モンローやフランクリン・D・ルーズベルト大統領、昭和天皇や吉田茂も宿泊者リストに名を連ね、『Jエドガー』(クリント・イーストウッド監督)で映画化されたハーバート・フーヴァーはウォルドルフ=アストリアに居住していたことがある。 いまでもこのホテルでは映画関連の記者会見や取材場所として使われることが多く、ジャンケットと呼ばれる映画のプレスデーが開催される週末には、黒塗りのリムジンがホテル正面玄関に横付けされ、スターたちがホテル入りする。 マンハッタン内でプレスデーが行なわれるホテルは限られており、ウォルドルフ=アストリアで張っていればスターに会える確立も高そうだ。 そういった外交や映画界とのつながりが深いためか、このホテルは映画の中にもたびたび登場する。 フランシス・フォード・コッポラ監督の『ゴッドファーザーPART II』でも使われているが、これは実在したマフィアたちがウォルドルフ=アストリアを定宿にしていたという逸話からきているのだろう。 主演のエディ・マーフィ自身もよくこのホテルに宿泊していたことから『星の王子ニューヨークへ行く』でもアキーム王子が泊まるホテルとして登場する。『メイド・イン・マンハッタン』ではジェニファー・ロペスがメイドとして働くホテルに、『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』ではアル・パチーノ演じる盲目の軍人が宿泊、そして『ウディ・アレンの重罪と軽罪』の舞台にもなった。 そのウディ・アレンは彼が住むアッパーイーストにある高級ホテル、カーライル(9)のバーにて彼が映画の撮影をしていない秋~春にかけて毎週月曜日クラリネットを吹いているので、彼を間近で見るチャンスかも。 ■ ニューヨークの真ん中に位置する巨大な公園、セントラル・パーク(10)も映画の舞台としていろいろな顔を見せて来た。 ここで撮影された映画は数知れず、セントラル・パークのすぐ南に位置するザ・プラザが舞台の『ホーム・アローン2』(6)、公園の西側にある自然史博物館(11)が舞台の『ナイト・ミュージアム』(余談だが、主演のベン・スティラーは子供の頃、この博物館のすぐ近くに住んでいたそうだ)、そして紅葉のセントラル・パークの美しい景色が見られる『オータム・イン・ニューヨーク』など。 『僕たちのアナ・バナナ』でエドワード・ノートンにジェナ・エルフマンが「ニューヨークがこんなに美しいなんて」と言うシーンで、セントラル・パーク内の池にかかるボウ・ブリッジが使われている。ラスト、3人が仲良く歩くシーンはセントラル・パーク東側にあるメトロポリタン美術館(12)の屋上にある彫刻ガーデンだ。 そして、ちょうどセントラル・パークを挟んだ西側の72丁目に位置するのが高級アパートメント、ダコタ・ハウス(13)。この高級アパートの名を世界中に広めたのは1980年12月8日に起きたジョン・レノン銃撃事件だろう。 ジョン亡き後、彼が住んでいた部屋から眺めることができる場所にストロベリー・フィールズのモニュメントが作られた。いまでもこのアパートに住むオノ・ヨーコによって建てられた慰霊の地には多くのファンが訪れ「イマジン」を口ずさんでいる。 ダコタ・ハウスは映画の舞台としても多くの作品に登場しており、ロマン・ポランスキーの『ローズマリーの赤ちゃん』ではミア・ファロー演じるローズマリーと夫(ジョン・カサヴェテス)が引っ越してくるアパートとして、『バニラ・スカイ』ではトム・クルーズが住むアパートとして登場している。 また、同じくニューヨークの高級住宅地を舞台にした『パニック・ルーム』も瀟酒なタウンハウスが舞台となっている。地価の高いニューヨーク、特にマンハッタン内では高層アパートではなく低層のタウンハウスに住むことができるのは限られた極一部の富裕層のみ。こういった家に住む人々の身に起きる奇怪な出来事……というのが「○○○は見た」的な興味を掻き立てる要因のひとつになっているのかもしれない。 ■ ブルックリン橋、高級ホテル、セントラル・パーク、高級アパートメント、そのどれもがニューヨークらしく、ここにしかない情景として映画を物語るのに重要な役割を担っている。 同じロケ地でも全く違った見え方がする映画を見比べてみるのもおもしろい。いつかニューヨークを旅したときに、映画の中で観た景色が思い浮かぶというのも、映画と現実がリンクする素敵な経験となるだろう。■