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PROGRAM/放送作品
L.A.コンフィデンシャル
[PG12相当]相容れないクセ者刑事をオスカー俳優が熱演。殺人事件の裏に潜む驚愕の秘密とは
1950年代ロス市警を舞台に、K・スペイシー、R・クロウ、ガイ・ピアースがタイプの異なる刑事役で演技合戦。謎の高級娼婦役キム・ベイシンガーがアカデミー助演女優賞に輝く。
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COLUMN/コラム2013.10.11
「映画はファッションの教科書!」を3倍楽しむための必読ガイドその2【年代別編】
第2弾は「映画で知る1920年代-1980年代」と題し、特集作品に登場するファッションの時代背景を取り上げます。解説して下さるのは、モード誌「ミスターハイファッション」、「ハイファッション」の編集長を務められ、現在もモード界の第一線で活躍される田口淑子さんです。特集作品を既にご覧になった事がある方もない方も、読んで頂いた後に本編を確認したくなること請け合いの必読コラムです!! ファッションも、音楽も、建築物もそれぞれ時代を映す鏡。だが一つの時代を総合的に再現できるのは映像にしかない力だ。私は例えば、小津や成瀬の映画を時々ふっと見たくなるのだが、熱心に筋書きを追うより、ゆったりした気分でスクリーンの中の昭和30年代が見たいというのが本音で、日比谷や銀座、月島の景色や風俗に、今は消えてしまった当時の姿を見て、ちょっとした感慨に浸るのだ。名作と言われる映画を、そんな方角から見てみるのも一興だろうと思う。 ■『華麗なるギャツビー(1974)』 『華麗なるギャツビー(1974)』は二つの世界大戦の狭間、世界恐慌の1920年代が舞台。アメリカでは禁酒法が施行され、法の網の目を潜って、一代で莫大な財をなすギャツビーのような謎めいた人物が大勢いたのだろう。パーティシーンでは、女はチャールストンルック、男はタキシードで華やかさを競っている。彼らは、享楽的で贅沢な暮らしをしていてもどこか地に足がついていない。内面的な充足のないゆがみ。そんな悲哀感がこの映画には通底している。ロバート・レッドフォードが演ずるギャッツビーの眼はいつも何かを隠蔽しているように見える。あの冷たい眼が、自分の暮らしが虚像であることの不安を象徴しているように思えてならない。 ■『英国王のスピーチ』 『英国王のスピーチ』(30年代が舞台)は、エリザベス女王の父君、ヨーク公ことジョージ6世が王位を継承するまでの物語。ギャッツビーの邸宅の真新しい華麗さとは真逆な、英国人特有の価値観が全編に現れている。 先祖代々伝わる家具やタピストリーや銀器を、骨董品としてしまい込むのではなく日々の生活に活用していて、一見するとここが大英帝国の宮殿?と怪訝になるほど質素で堅実だ。だが映画が進むにつれて、古い箱形のソファーや、色あせた絨毯がとても美しい価値のあるものに思えてくる。ほぼ同じ時代を描いた「華麗なるギャッツビー」と、比較して見てみることを是非お勧めしたい。ところでヨーク公の兄君、この映画では複葉機に乗って颯爽と登場するウインザー公は、メンズ誌で「あなたが最もダンディだと思う歴史上の人物は?」とアンケートする時、今でも日本のデザイナーから真っ先に名前が挙がるファッションアイコンである。(ほかにケーリー・グラント、ジャン・コクトー、ハンフリー・ボガード、白洲次郎らの名前が上位に挙がる)シンプソン夫人と一緒の、アーガイルのセーターにニッカーボッカのゴルフウエアや、パーティでのタキシード姿が、モデルよりもはるかに格好よくて、アーカイブで借りた写真を何度も繰り返し掲載してきた。 ■『サタデー・ナイト・フィーバー』 『サタデー・ナイト・フィーバー』は70年代のニューヨーク、ブルックリンが舞台。この映画の見所は、一大ブームを起こしたダンスシーンのほかに、19歳のトニーとその仲間たちの丹念でリアルな生活感の描写だ。ジョンの部屋の壁にはアル・パチーノとファラ・フォーセットとロッキーとブルース・リーのポスター。毎朝時間をかけて髪を決めるドライヤーがアップで写る。ディスコに繰り出す時に彼らが着ているアクリルのチープなシャツとごわごわした革ジャン。4センチヒールのカットブーツ。裾広がりのパンタロン。圧巻はコンテストの衣裳の、いかにも“吊るし”の白いスーツと黒のシャツの盛装だ。ここは70年代当時、貧しくてよそ者には危険な黒人と移民の街。当時の靴屋や洋品店のショーウインドーがわびしくも時代を感じさせて懐かしい。「川を一つはさんで、こことマンハッタンは全てが違うのよ」という、ジョンのダンスのパートナー、ステファニーの向上心に溢れる台詞が印象的だ。ブルックリンは、1990年代頃から、若いアーチストやファッションデザイナーが移り住んで、アトリエやブティックやギャラリーが並び、今ではニューヨークで最もおしゃれなエリアの一つになった。そんな街の歴史と変遷を知るのにも、映画ほどふさわしいメディアはない。 ■ ■ ■ 【特集「映画はファッションの教科書!」を3倍楽しむための必読ガイド】は最終回「デザイナー編」へと続きます。次回の更新は10月16日を予定しております。最終回も、ファッションのプロである田口淑子さんに引き続き、映画とファッションの「深い関係」を解説していただきます。乞うご期待下さい! そして、10月特集「映画はファッションの教科書!」は10/17(木)-20(日) 【再放送】 10/28(月)-31(木)の日程で 下記11作品でお送りします!ドラキュラ(1992)ロミオとジュリエット(1968)陽のあたる場所英国王のスピーチグロリア(1980)華麗なるギャツビー(1974)ドリームガールズサタデー・ナイト・フィーバーラブソングができるまでシングルマン泥棒成金 ぜひ映画本編でも、数々のファッションをお楽しみ下さいませ!■
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タイムマシン
未来を創るのは「夢+○○」?…恋人を救う為、80万年の時を超える!超世代SFアドベンチャー!
H・G・ウェルズの同名原作を、曾孫でアニメーション映画を多く手がけるサイモン・ウェルズが監督となり実写映画化したSFアドベンチャー。1959年に続く再映画化である。主演は『メメント』のガイ・ピアース。
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モンテ・クリスト伯
陥れられた男の復讐劇が今、始まる!フランスの文豪デュマの名作『巌窟王』を映画化した冒険活劇
19世紀フランスの文豪アレクサンドル・デュマの生誕200年を記念した本作。無実の罪に陥れられた主人公が姿を変えて復讐に舞い戻るという展開は後世の作品にも影響を与えているほど感情移入必至の鉄板ストーリーだ。
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プリシラ
オーストラリアの広大な大地を、地方公演のために、三人のオカマが旅をする爆笑ロードムービー!
ドラッグ・クイーンの人知れぬ苦悩を、深く、でも明るく描いたオーストラリア発ロードムービー。3人の俳優たちの女装っぷりは必見。もちろん彼女(彼?)らのド派手衣装も見逃せない(アカデミー衣裳デザイン賞も受賞)。
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英雄の条件
任務成功と引き換えに民間人83名を犠牲に…それでも彼は英雄か?緊迫の軍事法廷サスペンス
中東駐在の大使を救出するため民間人を無差別銃撃…その罪を問う軍事裁判の行方を、トミー・リー・ジョーンズら演技派俳優の競演で描く。ドキュメンタリータッチの戦闘シーンが、物語のリアルな緊迫感を高める。
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PROGRAM/放送作品
英国王のスピーチ
歴史的スピーチの裏には、吃音に悩んだ英国王と言語聴覚士の絆があった…感動のアカデミー賞4部門受賞作
吃音を克服し、歴史に残る名スピーチで戦時下の国民を奮い立たせた英国王ジョージ6世を、コリン・ファースが繊細に好演しアカデミー主演男優賞に輝いた伝記ドラマ。他にも作品賞・監督賞など全4部門受賞。
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PROGRAM/放送作品
(吹)英国王のスピーチ
歴史的スピーチの裏には、吃音に悩んだ英国王と言語聴覚士の絆があった…感動のアカデミー賞4部門受賞作
吃音を克服し、歴史に残る名スピーチで戦時下の国民を奮い立たせた英国王ジョージ6世を、コリン・ファースが繊細に好演しアカデミー主演男優賞に輝いた伝記ドラマ。他にも作品賞・監督賞など全4部門受賞。
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PROGRAM/放送作品
ダーク・フェアリー
邪悪な妖精たちが闇にうごめく…ダーク・ファンタジーの鬼才ギレルモ・デル・トロ製作の戦慄ホラー
『パンズ・ラビリンス』のギレルモ・デル・トロが、英国TV映画「地下室の魔物」をリメイク権獲得から16年後にプロデュース。ファンタジー要素に独自の不気味なアレンジを施す。
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PROGRAM/放送作品
奪還者
[R15+]愛車を奪い返すためなら手段を選ばない!負け犬たちの壮絶な反撃を描く世紀末バイオレンス
長編デビュー作『アニマル・キングダム』で注目を集めた新鋭デヴィッド・ミショッド監督による世紀末アクション映画。『マッドマックス』を彷彿とさせる殺伐とした近未来と、命を懸ける男たちの無骨な死闘が圧巻。