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PROGRAM/放送作品
怒りのガンマン/銀山の大虐殺
リー・ヴァン・クリーフのいぶし銀の魅力が光る!ミステリー要素も妙味のマカロニウエスタン
殺しの濡れ衣を着せられた若者を賞金稼ぎから守りながら真犯人を追う元保安官を、リー・ヴァン・クリーフがいぶし銀の魅力で熱演。『キル・ビル Vol.1』でオマージュとして使われた、哀愁漂うテーマ曲も必聴。
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COLUMN/コラム2016.05.14
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年6月】うず潮
『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』のスタッフと名匠バリー・レヴィンソン監督がタッグを組み、、POVショットやフッテージの生々しい映像を駆使したフェイクドキュメンタリー形式のパニック・ホラー。米国メリーランド州チェサピーク湾で実際に起きた汚染問題を題材に、同州出身のバリー・レヴィンソン監督がこの映画を通して環境破壊への警告を鳴らしています。 舞台はメリーランド州チェサピーク湾の町クラリッジ。海の汚染状態を調査していた2人の海洋学者の調査動画と、独立記念日の祝祭の賑わいをレポートする女子大生を軸に展開していきます。平和な街のシンボルを通して、ヒタヒタと人体を浸食していく寄生虫…気が付いた時には体も精神も崩壊…誰にも止められない感染連鎖。吸い込まれるようなリアル感と目をそむけたくなるような映像、そして下される非常な決断。正直、リアル感が半端ないです(ホントに、まーーーーー怖い!)。 この映画を見た後は、もし自分がその場にいたらと思わず考えてしまうほど。日常が激変するパンデミックを疑似体験できる貴重な作品です。ちなみに昆虫が苦手な方はご注意を。 ©2012 ALLIANCE FILMS (UK) LIMITED
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PROGRAM/放送作品
(吹)求婚専科
覆面取材のはずが…ナタリー・ウッド&トニー・カーティスが洗練された恋模様を魅せるラブコメディ
シチュエーションコメディを得意としたリチャード・クワイン監督の本領発揮作。主人公らがそれぞれ車で追いかけ合うクライマックスのドタバタ劇は爆笑モノ。ヘンリー・フォンダら脇を固める豪華俳優陣にも注目。
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COLUMN/コラム2016.05.10
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年6月】にしこ
あの前代未聞のバチェラー・パーティ旅行を描いたコメディ「ハングオーバー!」シリーズの製作陣が今度は前代未聞のおうちパーティを描く、壮大なる若気の至りムービー。それが「プロジェクトX」です! 高校生のトーマスはスクール・カーストの中でも割とイケてないグループに属しているが、そのカーストを一気に上まで駆け上ろうと親友のコスタとJBはトーマスの両親が不在の週末にトーマスの誕生会を、トーマスの家で企画!最初は寒々しい参加人数だったにもかかわらず、お調子者のコスタがSNSを駆使し盛りに盛った宣伝を繰り広げて、あれよあれよと学校中の全カースト民が参加。なんだかよくわからない大学野球のスターなんかもやってきて、トーマスの家はとんでもない事に!酔っ払いのご乱行がここまでの大惨事をもたらすとは… というのがない様なある様なストーリーなのですが、「ハングオーバー!」シリーズしかり、徹底的に酔っぱらった人間のありえない行動を笑い飛ばす描写が秀逸です!アメリカの青春映画では不可避のスクール・カーストも「酔っぱらっちまえばみんな同じだ!」的な笑い飛ばしを感じられて好感!! 主演の、トーマス・マンは2015年のサンダンス映画祭で2冠に輝いた「Me and Earl and the Dying Girl」でもとても印象的な演技をしていた次世代スターのニオイがぷんぷんの青田買い必至の俳優!お見逃しなく!! TM & © Warner Bros. Entertainment Inc.
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PROGRAM/放送作品
風の無法者
盗人が正義に目覚める──名悪役リー・ヴァン・クリーフが新境地を見せる異色のマカロニ・ウエスタン
マカロニ・ウエスタンの名悪役リー・ヴァン・クリーフが、正義に目覚めていく無法者という異色の役に挑戦。町娘に恋した主人公の挙動不審な振る舞いをコミカルに演じるなど、新たな一面を披露している。
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COLUMN/コラム2016.04.18
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年5月】うず潮
大人気アクションスター、ジェイソン・ステイサムがPTSDに苦しむ脱走兵を寡黙に熱演しております。ジェイソン・ステイサムの安定感は素晴らしい。ワイルド・スピード SKY MISSIONで見せた無敵の悪役もいいですが、影のある寡黙な役柄もまた味わいがあります。 場所はロンドンの裏街、小さな段ボールハウスに心身共に落ちた状態で少女と身を寄せ合うホームレスのステイサム。そんな中、二人は街のチンピラたちに襲われチリジリに。偶然ステイサムが忍び込んだ高級マンションは、家主が当分帰ってこない部屋(Wow!)。さらにまさかのキャッシュカード更新レターを見つけて、キャッシュカードをゲット(日本なら郵便書留で本人確認なのに…)!スタイサムは汚れた身をきれいにし、その部屋で暮らし始めます。 やがて中国マフィアの用心棒の職を得たスタイサムは、高級スーツに身を包みバリバリと稼ぎまくります。さすが元ファッションモデルだけあって、スーツ姿は男が見てもマジかっこいいです(こんな着こなしをしてみたい…)。そんな折、いい仲になった修道女から、ホームレス時代に身を寄せていた少女が殺され、川に捨てられていたことを知らされます。ステイサムは中国マフィアと取引し、犯人の情報を得るかわりに、汚い仕事に手を染めていきます。 そんな中、今後もう会えないだろう娘のために、修道女に写真をとってもらうシーンがあるのですが、ちょっとほっこりクスッとするシーンです。ロンドンのオシャレなカフェで、いけてるリーマン風とか、いい人風とかポーズをとって写真に納まるステイサム。ちょっと違った一面が見れますので、是非ご注目を! (C) 2012 Hummingbird Film Investments LLC
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PROGRAM/放送作品
穴(1960)
地道に進められていく脱獄計画の行方に息を呑む…実際の事件を基にした傑作フレンチ・ノワール
『現金に手を出すな』のジャック・ベッケル監督の遺作。脱獄事件の実行犯が実体験を基にした小説を原作とし、事件に関わった元囚人ジャン・ケロディが脱獄メンバーを熱演。脱獄計画のディテールを緊張感満点に描く。
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COLUMN/コラム2016.04.18
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年5月】おふとん
ソフィア・コッポラ監督・脚本のアカデミー脚本賞受賞作。 ともに孤独と不安を抱えるハリウッド・スターのボブ(ビル・マーレイ)と若妻シャーロット(スカーレット・ヨハンソン)の出会いと別れを描く。舞台はトーキョー。 監督の実体験が元になった本作。音楽・場所・服・とき、全部の要素がソフィアのスノビズムの名の元で、綺麗な丸に収まっています。セバスチャン・テリエからはっぴいえんどまで、サイバーパンクシティから神社まで、スカヨハのおしりからツーリストの滑稽さまで、と何とも贅沢&繊細に描かれるニッポン。 日本人にはメタ視点の日本を、旅行者にはロンリープラネットよりリアルなニッポンを。食わず嫌いしていた人にも、是非観ていただきたい作品です。 ザ・シネマでは5月ソフィア・コッポラ監督全5作を再放送。お見逃しなく! ©2003, Focus Features all rights reserved
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PROGRAM/放送作品
愛すべき女・女(め・め)たち [PG12相当]
[PG12相当]最古の職業“娼婦”を共通テーマに、巨匠たちが豪華キャストと奏でるフレンチ・オムニバス
ジャン=リュック・ゴダールなど巨匠たちが、現在・過去・未来の美しい娼婦たちの姿をコミカルに描いたフレンチ・オムニバス。ジャンヌ・モローやラクエル・ウェルチなど豪華女優陣のキュートな演技も見どころ。
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COLUMN/コラム2016.04.10
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年4月】キャロル
南北戦争直前のアメリカ南部。黒人奴隷のジャンゴは、賞金稼ぎシュルツの助けで奴隷から解放され、二人で組み金を稼ぐようになる。やがてジャンゴの生き別れた妻が冷酷な大農園主キャンディに売られたことを突き止め、妻を救い出すため二人は身分を偽りキャンディの屋敷に乗り込む・・・というお話。 いや~、ジャンゴの銃さばきがマージでカッコイイ。西部劇の醍醐味である勧善懲悪が実に明快に描かれており、最後の銃撃シーンの爽快感ったらありゃしません。 一方で、これまでのアメリカ映画では決して描かれなかった奴隷虐待がリアルに描かれます。卵を割ってしまっただけなのに皮膚がえぐられ骨が見えるまでムチで打ったり。逃亡未遂の奴隷を犬に食わせて殺したり。奴隷同士を死ぬまで戦わせたり。全裸で灼熱の中に一週間も放置したり。・・・アメリカでは200年もの間、毎日がこうだったのかと思うと身震いさえしてきます。 深みをもたらしているのは間違いなく本役でアカデミー賞助演男優賞を受賞したクリストフ・ヴァルツですが、極めつけはやはりレオナルド・ディカプリオ。圧倒的な存在感で、彼が醸しだす陽気さと無邪気さが、あの異様な緊張感と残酷さを一層際立たせているのです。 アイ・ラブ・西部劇!マカロニ・ウエスタンへの溢れんばかりの愛を詰め込み、痛快すぎる勧善懲悪作品でありながら、差別社会に対する超本気の怒りをミックスさせた、まるで新ジャンルといえる未体験エンタテインメントに仕上げているのはタランティーノ監督の手腕ならでは。 ジャンゴ~ジャンゴ~~♪のメロディと、爽快感と、不快感がミックスされて延々と頭の中に残る、何とも強烈なエンタメ作品です。未見の方は是非!そして2度目、3度目の方も是非、4月のザ・シネマでご堪能下さい! © 2012 Visiona Romantica, Inc. All Rights Reserved.