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COLUMN/コラム2013.06.25
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2013年7月】招きネコ
飲んだくれの元プロ野球選手バターメーカーが率いる少年野球ダメ・チームが這い上がって、彼らをバカにしてきたエリート・チームと遂に対戦するという王道のストーリーに、世代や、国を超えて絶対にダメ・チームとダメ男に共感してしまう。少年野球チームベアーズのダメ少年たちは、チビ、デブ、メガネ、双子と、水島慎二のマンガのようなわかりやすさで笑えるし、紅一点のピッチャー、アマンダが女とバカにするエリートたちをねじ伏せる快投ぶりには胸がすく。そして、教える立場のダメ男コーチ、バターメーカーが子供たちから逆に生きる力を得ていく姿に胸が熱くなる。 この作品は、野球をモチーフにしているけど、本当に普遍的な、みんなが楽しめる作品。アマンダを演じた当時絶大な人気を誇ったアイドル、テイタム・オニールの可愛らしさは今見ても圧倒的です。そして、テーマ曲の「カルメン」が絶妙なマッチング。これを合わせた音楽担当はすごいな。 COPYRIGHT © 2013 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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COLUMN/コラム2013.06.25
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2013年7月】銀輪次郎
毎日の生活が、周到に仕込まれた巨大ロケセットの中のものだったら?もしも全てがメディアに作られた人生だったら?ジム・キャリー演じるトゥルーマンが住む小さな島シーヘブン。ここは実は巨大なロケセットで、トゥルーマン以外の全ての人はエキストラ。生まれた時から5,000台の隠しカメラがトゥルーマンを追いかけ、彼の生活が24時間TV放送される様を描いた異色コメディ。 コメディ作品ながら、近い将来、このような“本物”を追い求めるドキュメント番組が生まれることも有り得るのではないかと妙な予感を感じさせる本作。暗にメディア倫理的な問題の提起をしますが、エキストラの失言や失態に番組製作者目線でハラハラしたり、反対に周囲に不自然さを感じ始めるトゥルーマンの気持ちを察したりと、とても上手く作られた映画で楽しめますのでオススメ。自分の周りの生活が“本物”かどうかを確かめる機会にいかがでしょうか? TM & COPYRIGHT © 2013 BY PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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COLUMN/コラム2013.06.25
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2013年7月】山田
「ハイ・フィデリティ」でのエキセントリックな音楽オタク役がハマりまくっていたジャック・ブラック。本作でも、どうしようもない(でも愛すべき)ロック馬鹿を演じ、エネルギッシュかつハイテンションな魅力が爆発!随所に散りばめられた小ネタに、特にクラシック・ロック周辺がお好きな人はニヤつくこと間違いなし。部屋に貼られたポスターに始まり、生徒に教えるギターリフやフレーズ、教材として使われるライブ映像から、一時停止して確認したくなる、黒板に書かれた”ロック相関図”。そして要所要所で流れる名曲の数々。王道過ぎるベタな展開に、笑えて泣ける!一人で観ても家族で観ても、ロック好きでもそうでなくても、最高に楽しめる1本! TM & COPYRIGHT © 2013 BY PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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COLUMN/コラム2013.05.25
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2013年6月】招きネコ
自分を捨てて上流階級の男と結婚した女への愛のため、貧しい境遇からのしあがり、彼女の元に舞い戻った男。愛に一途に生きる主人公ギャツビーを演じるのは、当時絶大な人気を誇ったロバート・レッドフォード。上下真っ白なタキシードを着ておかしくない完璧な美しさです。彼が愛した女デイジー役はミア・ファロー。彼女は、「レッドフォード様が命を賭けるほど魅力的に見えない」と当時このキャスティングは非難囂々でしたが、その容姿は今見ると1920年代のクラシカルなファッションがピッタリで他に代え難い美しさにあふれています。そして全編のファッションを担当したのが、ラルフ・ローレン。スポーティなサマーセーター、シャツ、ビシッと決めたスーツ、そしてラグジュアリーなドレスまで、完璧な美しさ。舞台となる白亜の邸宅、田園風景、クラシックカー、もう画面の隅々まで美しさに満ちあふれた映画。ストーリーの甘美さと共に、日常の殺伐とした現実から逃避して夢にひたってみてください。今年6月、レオ様主演のリメイクが劇場公開されますが、前でも後でもぜひ見比べて見て欲しい美しすぎる映画です。 The Great Gatsby™ & Copyright © 2013 by Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.
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COLUMN/コラム2013.05.25
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2013年6月】飯森盛良
この良い面したオッサンがジョン・ミリアス監督です。かけてるグラサンはレイバンのアビエーター。着てるのはどうも実物っぽいA-2。この手のフライト・ジャケット姿(ナイロン系含む)で演出してるこの人のバックステージ写真は大量に残ってます。 はい、こういう格好してる漢ってのは、まず信頼してOK!だって亀山薫を見てくださいよ!かつて大空を駆ったヒコーキ野郎どもが戦場でまとった“現代の鎧”を蒐集し、わざわざ普段着として着るって行為は、自らそのイズムの継承者をもって任じているということの表明です。監督作を並べてみりゃ一目瞭然。『デリンジャー』、『風とライオン』、『ビッグ・ウェンズデー』、『コナン・ザ・グレート』、『若き勇者たち』、そして本作…ほら、全部、矜持を貫こうと意地になった漢たちの、実存を賭した大勝負の話ばっか! この格好で、さらに葉巻までふかしまくるミリアス監督。ちなみに『風とライオン』撮影中に男気映画の最高神ジョン・ヒューストンから葉巻を一子相伝されたパダワンであり、かつ『コナン』の現場でシュワに葉巻を直伝したマスターでもあるのです。このハリウッド葉巻閥、全員が一生ついて行きたい面々だな! 蛇足。『ビッグ・リボウスキ』の、リボウスキのダチのベトナム・ベテラン。モデルはこの監督です。 ® & © 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2013.05.25
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2013年6月】銀輪次郎
野獣ハンター集団のまとめ役を演じるジョン・ウェイン、彼の男気たっぷりの魅力と小象の可愛らしさを存分に楽しめる作品。野獣ハンターといっても、生きたまま動物を捕まえるハンターですのでご安心を。アフリカの大自然を舞台に、キリンにサイに象やヒョウなど、動物追いかける映像は迫力満点。CGではないリアルな映像作品というところが、今のCG全盛の時代において、逆に魅力を感じる気がします。聞くところによれば、動物の捕獲シーンは全てノースタント。俳優達が体を張って捕獲します。そして、恋や笑いといった要素も盛り込んで、人情味溢れる作品に仕上っているところは、さすがの名匠ハワード・ホークスのなせる業。誰もが聞き覚えのある挿入歌「小象の行進」の他、ヘンリー・マンシーニが生み出す小気味よい音楽も、まさに往年の娯楽映画ならでは。ジョン・ウェインの男気に惚れた方は、ザ・シネマ6月の特集「Mr.アメリカ ジョン・ウェイン」もどうぞご覧ください。 COPYRIGHT © 2013 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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COLUMN/コラム2013.05.25
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2013年6月】山田
ガイ・リッチー周辺のスタッフ&キャストでおくる、1974年の痛快スポーツムービー「ロンゲスト・ヤード」のリメイク(?)もの。アメフトがサッカーに置き換わっている以外、ストーリーとしてはほぼ一緒ではあるが、キャラクターの濃さ(と分かり易さ)、スタイリッシュかつスピード感溢れる映像に選曲の良さも光り、サッカー好きはもちろん、そうでなくても大興奮!どんな時でも悪人面、主演のヴィニー・ジョーンズはというと、プレミアリーグでも活躍した元・プロサッカー選手。時々見せる愛嬌のある笑顔に、「もしかしたら普段は大人しくて優しい人なのでは?」と勝手に思っていたのですが、何やら選手時代にもかなり凶暴で恐れられていたらしく、東京へのフライト途中のケンカが原因でヴァージンアトランティック航空に搭乗禁止とか、イエローカード最速記録(キックオフして3秒後!)保持者だとか。やはりそのままのようだ。ザ・シネマではもちろん、「ロンゲスト・ヤード」1974年版、リメイクの2005年版もあわせて放送いたします! COPYRIGHT © 2013 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED
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COLUMN/コラム2013.04.27
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2013年5月】招きネコ
今や押しも押されぬヒット・メイカー、監督となったリドリー・スコットのデビュー作にして、カンヌ映画祭で新人監督賞を受賞した歴史ドラマです。ナポレオン統治時代の1800年代のフランスの2人の軍人フェロー中尉とデュベール中尉が、自らの名誉を守るために、数年にもわたり懲りずに決闘を繰り返す中で友情とも言えるような不思議な感情で結ばれていくという、とても奇妙な設定の男のドラマです。 この作品には、彼の作品のファンなら身震いするような、彼ならではの映像へのこだわりと、後の「ブレードランナー」でデッカードとレプリカントのリーダー、ロイの間に流れる、敵なのに相手を憎めない、損得ではなく感情で動く男の美学といった重要なアイコンが既に確立されているのに再見して驚きました。リドリーは、元々イギリスのCMディレクター出身で既に1500本(!)を手がけてきたという売れっ子でした。CM出身というと、ややもすれば「薄っぺらな」というネガティブな見られ方もしますが、彼の場合はCMで培った経験にプラスして「描きたいこと」「自分の世界観」がハッキリあったからこそ、商業映画をヒットさせつつ、熱いファンを持つ映画作家として成功できたのかもしれません。とにかく、必見です。 ® & © 2013 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2013.04.27
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2013年5月】銀輪次郎
ボードゲームの出来事が現実になるパニックアドベンチャームービー「ジュマンジ」。「ジュマンジ」とは、このボードゲームの名前。いや正直、もう少しボードゲームには良いこともあったはずだと思ってしまうほど、びっくりするイベントの嵐です。次々と登場する“CG”で生み出された出来事にびっくりさせられてしまいました。それだけCGの出来が良いということでしょうか。 この作品のSFXを担うのが、「スター・ウォーズ」や「インディ・ジョーンズ」シリーズから近年では「マイノリティ・リポート」等の多数の名作のSFXを担当してきたILM(インダストリアル・ライト&マジック)社。本作でも表情豊かな動物を表現する革新的な技術が用いられています。CGにご興味がある方でしたらILMのサイトを是非お訪ね下さい。英語サイトですが、トップページではILMが携わった映画作品のCG前とCG後の画をマウスで比べられる粋なサイトに仕上がっていて楽しめます。また、同社のCG技術の革新の歴史についても、作品毎にまとめられていて面白い。ちなみに、本作には子役時代のキルステン・ダンストも出演。未チェックの方は是非ご覧下さい! Copyright © 1995 TriStar Pictures, Inc. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2013.04.27
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2013年5月】飯森盛良
朝の情報番組の若手女性Pが、視聴率アップのため伝説のニュースキャスター、マイク・ポメロイを司会に起用するが、自意識過剰でワイドショーをバカにしてる彼は「俺を誰だと思ってやがる!俺はなぁ、ピューリッツァー賞も獲った、あの天下のマイク・ポメロイだぞ!俺様ほどのジャーナリストに、こんな下らん番組やらせる気か!」と、ヤル気ゼロ。さぁPどうする!? という、業界お仕事女子の大ピンチ→クビ寸前からの大逆転を描く、痛快サクセス・ストーリー。個人的にいちばん好きなタイプの映画だわコレ。 で、Myお目当ては、個人的にいちばん好きなタイプの女優、MY NAME IS TANINOのレイチェル・マクアダムスだが、マイク・ポメロイ役のハリソン・フォードも素晴らしい。「俺を誰だと思ってやがる!俺はなぁ、インディの、ハンソロの、あの天下のハリソン・フォードだぞ!俺様ほどのスターに、こんな小娘が主役の映画で脇役やらせる気か!」という顔つきでマイク・ポメロイ役を好演してて、あまりのリアリズムに、見ていて若干ヒヤヒヤしちゃいます。 これぞ、ある意味究極の“メソッド演技”!このハリソン翁の頑張りのおかげで、クライマックスの、粋で素敵で気が利いてる、「こういう終わり方するから、俺はアメリカ映画が大大大大大っ好きなんだよ!」な展開が、最大の効果を発揮するのです。ほんと、いちばん好きなタイプの映画だわ! Copyright © 2013 PARAMOUNT PICTURES All Rights Reserved