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COLUMN/コラム2012.03.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年3月】山田
いかにもティム・バートン風なゴスかわいい世界観が何とも魅力的。いたいけな三姉弟妹の遺産を狙う悪漢にジム・キャリーが扮し、コミカルな怪演と久方ぶりのエキセントリックな演技を見せる愉快なダーク・メルヘン。長女ヴァイオレット役にはエミリー・ブラウニング。『エンジェル ウォーズ』の制服美女姿が記憶に新しい。イケメンボイス×イギリス英語の、ジュード・ロウのナレーションも素晴らしい。あと久々にエンドクレジット(の影絵)で感動いたしました。本編に勝るとも劣らないクオリティです。
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COLUMN/コラム2012.02.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年2月】招きネコ
映画監督としても人気のジョン・カサヴェテスとミア・ファーロー共演。マンハッタンの古びたアパートに引っ越してきた若妻の悪魔の子供を妊娠したかもという妄想めいた恐怖をロマン・ポランスキー監督がジワジワと描くオカルト映画の原点ともいえる作品。この作品の恐怖をひきたてるもうひとつの主役は、ジョン・レノンが暗殺された事件で有名になった有名人の住むダコタ・ハウス。1893年に建てられた重厚なこの由緒ある建物で作品は撮影され、外観だけでなく住人以外は見ることのできない内部のクラシカルな内装や間取りを“見学”できます。いかにも、何か出そう・・・。 COPYRIGHT © 2012 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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COLUMN/コラム2012.02.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年2月】飯森盛良
ワタクシの好きな男優(男の俳優の意)は、マイケル・マドセンとかトム・サイズモアあたり。イケメンだぁ?ケっ!なのである。ジョニデも正直どうでもいい。が、このオカルト映画でのジョニデは超絶カッコいいと認める。映画的にも70年代オカルト黄金時代の傑作群に劣らない風格の佳作だが、とにかく、ジョニデの存在感である。役どころは悪魔書を探し求める稀覯本ハンター。服装がいい。無造作にかけたショルダーバッグのストラップに引っ張られ、ズルっとしたコート。ヨレっとしたジャケット。シャツの第1ボタンは外し、ネクタイはヨレている。「知性で着崩す」といった感じだ。その格好でフランスの田舎のカフェで朝食後ラッキーストライクを呑む…ワタクシの完敗だ(何が)。服まねっコしてみた。貧相で小汚いオッサンになっただけでガッカリした。完敗である。あんたの勝ちだジョニデ! ©1999 RP Productions. All Rights Reserved
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COLUMN/コラム2012.02.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年2月】銀輪次郎
長らく訪れていない故郷への旅は、誰しもがワクワクすること。ただ、思い出は思い出のまま楽しいものとしておくべきか、実際に訪れるかどうかは少し考えたほうが良いかもしれない。「バウンティフルへの旅」は、主人公の老女キャリーが故郷バウンティフルへ旅するロードムービー。慣れない都会生活と息子嫁とのケンカの毎日に辟易していたキャリーは、毎月の年金小切手が届く度に、故郷バウンティフルを訪れることを夢見ていた。そして思い切って行動に移すが・・・。主人公の老女キャリーを演じたジェラルディン・ペイジは、本作でアカデミー主演女優賞を受賞。過去7回のノミネートの末の快挙達成でしたが、惜しいことに受賞の翌年62歳でその生涯を終えました。彼女の演技にも注目です。 © 1985 BOUNTIFUL FILMS PARTNERS
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COLUMN/コラム2012.02.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年2月】山田
ダニエル・デイ=ルイスが鬼気迫る熱演で底なしの欲望を抱える石油王に扮し、アカデミー主演男優賞に輝いた一大叙事詩。少しばかり長尺だとか、意外と地味だとか重いとかネガティブな意見を聞くことも間々ありますが、そんなレビューに惑わされてはいけません必ず損をします。滅多にお目にかかることの出来ない骨太の演技・演出に圧倒されることでしょう。観終わったあとのグッタリ感もきっと心地良いはず。アカデミー撮影賞に輝いた圧倒的迫力の重厚な映像はもちろん、音楽も忘れてはいけません。レディオヘッドのジョニー・グリーンウッド。バンド名を書くと途端に今更感が出てしまいますが、それでも彼の音楽は凄まじい演出効果を果たしています。必聴。 © MMVII Paramount Vantage, A Division of Paramount Pictures Corporation, and Miramax
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COLUMN/コラム2012.01.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年1月】銀輪太郎
コンコルドファン必見の飛行機アクション映画。2003年にその使命を終えたコンコルドであるが、1970年代は夢の超音速旅客機であった。兎にも角にも、この映画の主役はコンコルドである。その流線型の美しい機体。そしてマッハ2を誇る超音速スピード。離陸時に機首を下方に曲げる(ドループ・ノーズ)シーンもバッチリと本編に収められている。ストーリーは「コンコルド VS 無人ミサイル」の攻防にハラハラする展開となるが、それ以上にコンコルド美に胸踊る映画である。 © 1979 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2012.01.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年1月】飯森盛良
シュワ映画の中でこれがイチバン好き!凶悪犯(にデッチ上げられた実は冤罪政治犯)をなぶり殺すTVショーに全米が狂喜、娯楽番組に世論操作される恐怖の未来警察国家が舞台だ。この番組、ステージ突破アトラクション型の「たけし城」的構成。ただし各面に中ボスがいて、個性的なキメ技で“凶悪犯”たちを責め殺す。“凶悪犯”のひとりシュワはこの中ボスを倒し面クリしながら最終面に進んでいく。バカな設定の中ボスども(ラスボスだけカッコいい)、そして真のラスボスでもある番組司会者キリアン、ビリー隊長+チャック・ウィルソン÷2風ダイエット番組インストラクター(引退した前のラスボス)など、全登場人物が濃ゆくキャラ立ちしている、奇跡の傑作だ! ™ & Copyright © 2011Paramount Pictures Corporation. All rights reserved
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COLUMN/コラム2012.01.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年1月】招きネコ
メリル・ストリープとロバート・レッドフォードがアフリカの大地を舞台に織りなす大人の恋愛ドラマ。女手ひとつで農場経営に励む気丈な男爵夫人と、自由を愛する冒険家というまさに2人ともハマリ役を演じます。この映画を一言でいうと「すべてが美しい」です。美男美女、素晴らしいサバンナの空撮、クラシカルなサファリ・ファッション、ジョン・バリーの音楽。そして、忘れられないのは女人禁制のクラブでメリル・ストリープが映画史上女性がもっともかっこよくウィスキーを飲むシーン。こうありたいもの・・・。 © 1985 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2012.01.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年1月】山田
ダメな大人2人が刑務所入りを免れるべく、問題児相手の奉仕活動に悪戦苦闘しながらも絆を深めていくハートウォーミングコメディ。注目は何と言っても、「キック・アス」では異様な存在感で世を魅了したクリストファー・ミンツ=プラッセ。本作品でも、重度のオタク役を演じ、圧倒的なキモさを発揮。全米では数ヶ月にわたってトップ10入りしたほどの作品なのに、日本では未公開。「なぜか日本ではヒットしない」というジンクスを打ち破るべく、これからもザ・シネマではアメリカン・コメディを応援していきます。 © 2008 Universal Studios. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2011.12.01
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2011年12月】飯森盛良
基本フラット・パックの人たちのコメディは全部好きなワタクシ。ましてファレリー兄弟監督作。面白くないワケがない。トドメはマリン・アッカーマン!スウェーデン出身、北欧クールビューティーなルックスとはギャップありすぎな活動ぶりに、ここ数年大注目っす。『ウォッチメン』での脱ぎっぷりの良さとヲタク男子には弩ストレートなコスプレで、まず、惚れた!あの時は『ウォッチメン』ヲタ男子にストーキングされる自分自身役を演じたセルフ・パロディ動画を ネットで公開し、そのサバけっぷりにますます惚れて、で、本作。またも見事な脱ぎっぷり(ちぇきら本編)!そして、あまりにもあんまりな、ドン引き必至のヨゴレ役っぷり!いい度胸してるぜ!久しぶりに本気で好きかも、この女優。 DREAMWORKS LLC. ALL RIGHTS RESERVED.