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COLUMN/コラム2016.06.29
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年7月】うず潮
『クリムゾン・リバー』の原作者ジャン=クリストフ・グランジェが自身の小説「狼の帝国」を、自ら脚色したクライム・アクション。前作でも出演したジャン・レノが若い刑事とタッグを組むいぶし銀の刑事を好演!連続猟奇殺人と記憶喪失の女、トルコ過激派組織がフランスとトルコを舞台に複雑かつ緻密に絡み合う…謎が謎を呼び、誰が敵か味方か…思わず見入ってしまう、ドハマり確実の1本! 金髪にアロハで登場するジャン・レノを見たときは、インチキ臭さに思わず、「こんなおじさん、ヤバイだろ!」と吹き出しそうになりましたが、ストーリーが進むにつれカッコよく見えてくるのです!彼の男臭とアクションシーンの所作など、ジャン・レノファンならずとも彼の魅力が楽しめる作品です。 また、ザ・シネマでは、「特集:フレンチ・サスペンス」と題して、本作に加えジャン=クリストフ・グランジェ原作の『クリムゾン・プロジェクト』(主演:ジェラール・ドパルデュー)『クリムゾン・リバー』(主演:ジャン・レノ)を特集放送!ハリウッド作品と一味違うフレンチ・サスペンスを是非ご堪能ください! © 2005 GAUMONT / TF1 FILMS PRODUCTION (France) / KAIROS (Italie)
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COLUMN/コラム2016.06.18
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年7月】おふとん
L.A.の新聞社社長がある日蜂に刺され急死。パーティ三昧のボンクラ息子(セス・ローゲン)は突然社長の座を継ぐことに。父の運転手カトーがメカと発明の天才だと知ったブリットは、ハイテク装置満載の愛車「ブラック・ビューティー」と共にヒーローになる長年の憧れを実現しようと決意。武術の達人でもあるカトーと共にマスクで素顔を隠した彼は、“グリーン・ホーネット”と名乗りロサンゼルスのギャングたちを懲らしめていく…。 60年代にブルース・リー出演でTV化された人気ヒーローをあのミシェル・ゴンドリーが映画化。ミシェル・ゴンドリーといえば想像力あふれる映像マジックが特徴。昨年の東京都現代美術館での展覧会も記憶に新しく、『エターナル・サンシャイン』がお好きな方も多いのでは? そんな彼が、まさかの王道娯楽作を撮っていた!キッチュでポップ、独創的なイマジネーション溢れる世界はそのままに、ボンクラ息子とメカの天才が暴れまくり!さらにセクシーなインテリ美女にキャメロン・ディアス、敵のギャング役にクリストフ・ヴァルツと脇を固める俳優陣も超豪華。 ミシェル・ゴンドリーが好きなあなたも絶対楽しめる、アート×アクションが両立したまさに美味しいとこ取りの作品。 Copyright © Motion Picture © 2011 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. | The Green Hornet, related characters and hornet logo ™ & © 2011 The Green Hornet, Inc. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2016.06.03
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年7月】にしこ
アート・ディレクターのディラン(ジャスティン・ティンバーレイク)は生粋のLAっ子。しかしあの「GQ」の編集長というポストでヘッドハンティングを受け、ニューヨークへ移り住む事に。彼をヘッドハンティングした腕利きハンターのジェイミー(ミラ・クニス)とニューヨークに不案内なディラン。二人は面倒を見る、見られているうちに意気投合。大親友に! 誰といるより気楽で楽しい!お互い彼女と彼氏と別れたばかり。で、溜まっている!! 「エクササイズ的な感じでセックスする?!」 どちらからともなく持ちかけた誘いで親友からセックスフレンドへ。最初はただセックスを楽しんでいた二人だが、次第になんとも割り切れない気持ちが湧いてきて… という割と最近あるある「恋愛感情より前にセックス」的ラブコメのセオリーはがっつりはずしてないのですが、軽妙で洒脱で気が利いているのです!!この作品!! 主演二人の実力やケミストリーももちろんあると思いますが、監督ウィル・グラッグの演出のなせる業かと。ウィル・グラッグはエマ・ストーン(本作にもちらっと出てます!彼女のキャラクター最高!)主演のスクール・カースト茶化し系コメディの傑作「小悪魔はなぜモテる?!」の監督。テンポがよくてシニカルだけど温かみのあるコメディ作りを本作でも感じます。オープニング・エンドクレジットも洒落てるんだから~♪ 最近、役者としての活躍が目覚ましいジャスティンも、本作では軽めに素敵な歌声を披露してますし、コメディエンヌとしての信頼度バツグンのミラ・クニスのきわどさとキュートさの抜群のバランスも最高!お見逃しなく!! Copyright © 2011 Screen Gems, Inc. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2016.05.28
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年6月】キャロル
あらすじ:とある悪党一味の強盗現場を目撃してしまった牧場主ダン。他人事に首を突っ込む余裕などない彼でしたが、家族を守るためにどうしてもお金が必要だったので、200ドルの報奨金を目当てに一味の首領ジョン・ウェイドをユマにある牢獄まで護送する危険な役目を買って出ます。ところが、ダンは首領のジョンから「逃がしてくれたら1万ドルやる」と高額な話を持ちかけられます。ユマ行きの汽車が到着するのは3時間後の3時10分。ダンの心はお金と正義の間で揺れ動くのですが、やがて汽車が到着し・・・というお話。 主人公の牧場主ダンを演じるのは名作『シェーン』で父親を演じたヴァン・ヘフリン。カネのためだけに動いていた無愛想な男が、最後は正義のために決死の覚悟で任務を遂行する―・・・。移り行く心理の絶妙な表現や、迫真に迫る演技には思わず手に汗を握ってしまいます。 そして首領ジョン・ウェイドを演じた、当時ハリウッドで絶頂期を迎えていたグレン・フォードのカッコ良さといったらもう!最初の登場シーンから「何か違う」オーラをビンビンに放っていて、白黒の画面がどうしてこれほどまでに華やぐのでしょう。まるで吸い込まれてしまいそうなブルーの瞳に(色は妄想です)、一瞬で恋に落ちてしまいそうになります。悪党なのに!ダメなのに!でもどうにも止まらない! さてそんな二人が何度も何度も駆け引きを繰り広げ、最後に行き着いた結末とは―? 汽車が到着するまでの限られた時間の中で繰り広げられるサスペンスフルな心理戦、スリル満点の銃撃戦、そして最後に一撃喰らわされる驚きの結末。男気溢れる骨太なドラマを、日曜10時<シネマ・ウェスタン>で是非お楽しみ下さい。 Copyright © 1957, renewed 1985 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2016.05.14
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年6月】うず潮
『パラノーマル・アクティビティ』『インシディアス』のスタッフと名匠バリー・レヴィンソン監督がタッグを組み、、POVショットやフッテージの生々しい映像を駆使したフェイクドキュメンタリー形式のパニック・ホラー。米国メリーランド州チェサピーク湾で実際に起きた汚染問題を題材に、同州出身のバリー・レヴィンソン監督がこの映画を通して環境破壊への警告を鳴らしています。 舞台はメリーランド州チェサピーク湾の町クラリッジ。海の汚染状態を調査していた2人の海洋学者の調査動画と、独立記念日の祝祭の賑わいをレポートする女子大生を軸に展開していきます。平和な街のシンボルを通して、ヒタヒタと人体を浸食していく寄生虫…気が付いた時には体も精神も崩壊…誰にも止められない感染連鎖。吸い込まれるようなリアル感と目をそむけたくなるような映像、そして下される非常な決断。正直、リアル感が半端ないです(ホントに、まーーーーー怖い!)。 この映画を見た後は、もし自分がその場にいたらと思わず考えてしまうほど。日常が激変するパンデミックを疑似体験できる貴重な作品です。ちなみに昆虫が苦手な方はご注意を。 ©2012 ALLIANCE FILMS (UK) LIMITED
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COLUMN/コラム2016.05.10
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年6月】にしこ
あの前代未聞のバチェラー・パーティ旅行を描いたコメディ「ハングオーバー!」シリーズの製作陣が今度は前代未聞のおうちパーティを描く、壮大なる若気の至りムービー。それが「プロジェクトX」です! 高校生のトーマスはスクール・カーストの中でも割とイケてないグループに属しているが、そのカーストを一気に上まで駆け上ろうと親友のコスタとJBはトーマスの両親が不在の週末にトーマスの誕生会を、トーマスの家で企画!最初は寒々しい参加人数だったにもかかわらず、お調子者のコスタがSNSを駆使し盛りに盛った宣伝を繰り広げて、あれよあれよと学校中の全カースト民が参加。なんだかよくわからない大学野球のスターなんかもやってきて、トーマスの家はとんでもない事に!酔っ払いのご乱行がここまでの大惨事をもたらすとは… というのがない様なある様なストーリーなのですが、「ハングオーバー!」シリーズしかり、徹底的に酔っぱらった人間のありえない行動を笑い飛ばす描写が秀逸です!アメリカの青春映画では不可避のスクール・カーストも「酔っぱらっちまえばみんな同じだ!」的な笑い飛ばしを感じられて好感!! 主演の、トーマス・マンは2015年のサンダンス映画祭で2冠に輝いた「Me and Earl and the Dying Girl」でもとても印象的な演技をしていた次世代スターのニオイがぷんぷんの青田買い必至の俳優!お見逃しなく!! TM & © Warner Bros. Entertainment Inc.
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COLUMN/コラム2016.04.18
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年5月】うず潮
大人気アクションスター、ジェイソン・ステイサムがPTSDに苦しむ脱走兵を寡黙に熱演しております。ジェイソン・ステイサムの安定感は素晴らしい。ワイルド・スピード SKY MISSIONで見せた無敵の悪役もいいですが、影のある寡黙な役柄もまた味わいがあります。 場所はロンドンの裏街、小さな段ボールハウスに心身共に落ちた状態で少女と身を寄せ合うホームレスのステイサム。そんな中、二人は街のチンピラたちに襲われチリジリに。偶然ステイサムが忍び込んだ高級マンションは、家主が当分帰ってこない部屋(Wow!)。さらにまさかのキャッシュカード更新レターを見つけて、キャッシュカードをゲット(日本なら郵便書留で本人確認なのに…)!スタイサムは汚れた身をきれいにし、その部屋で暮らし始めます。 やがて中国マフィアの用心棒の職を得たスタイサムは、高級スーツに身を包みバリバリと稼ぎまくります。さすが元ファッションモデルだけあって、スーツ姿は男が見てもマジかっこいいです(こんな着こなしをしてみたい…)。そんな折、いい仲になった修道女から、ホームレス時代に身を寄せていた少女が殺され、川に捨てられていたことを知らされます。ステイサムは中国マフィアと取引し、犯人の情報を得るかわりに、汚い仕事に手を染めていきます。 そんな中、今後もう会えないだろう娘のために、修道女に写真をとってもらうシーンがあるのですが、ちょっとほっこりクスッとするシーンです。ロンドンのオシャレなカフェで、いけてるリーマン風とか、いい人風とかポーズをとって写真に納まるステイサム。ちょっと違った一面が見れますので、是非ご注目を! (C) 2012 Hummingbird Film Investments LLC
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COLUMN/コラム2016.04.18
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年5月】おふとん
ソフィア・コッポラ監督・脚本のアカデミー脚本賞受賞作。 ともに孤独と不安を抱えるハリウッド・スターのボブ(ビル・マーレイ)と若妻シャーロット(スカーレット・ヨハンソン)の出会いと別れを描く。舞台はトーキョー。 監督の実体験が元になった本作。音楽・場所・服・とき、全部の要素がソフィアのスノビズムの名の元で、綺麗な丸に収まっています。セバスチャン・テリエからはっぴいえんどまで、サイバーパンクシティから神社まで、スカヨハのおしりからツーリストの滑稽さまで、と何とも贅沢&繊細に描かれるニッポン。 日本人にはメタ視点の日本を、旅行者にはロンリープラネットよりリアルなニッポンを。食わず嫌いしていた人にも、是非観ていただきたい作品です。 ザ・シネマでは5月ソフィア・コッポラ監督全5作を再放送。お見逃しなく! ©2003, Focus Features all rights reserved
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COLUMN/コラム2016.04.10
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年4月】キャロル
南北戦争直前のアメリカ南部。黒人奴隷のジャンゴは、賞金稼ぎシュルツの助けで奴隷から解放され、二人で組み金を稼ぐようになる。やがてジャンゴの生き別れた妻が冷酷な大農園主キャンディに売られたことを突き止め、妻を救い出すため二人は身分を偽りキャンディの屋敷に乗り込む・・・というお話。 いや~、ジャンゴの銃さばきがマージでカッコイイ。西部劇の醍醐味である勧善懲悪が実に明快に描かれており、最後の銃撃シーンの爽快感ったらありゃしません。 一方で、これまでのアメリカ映画では決して描かれなかった奴隷虐待がリアルに描かれます。卵を割ってしまっただけなのに皮膚がえぐられ骨が見えるまでムチで打ったり。逃亡未遂の奴隷を犬に食わせて殺したり。奴隷同士を死ぬまで戦わせたり。全裸で灼熱の中に一週間も放置したり。・・・アメリカでは200年もの間、毎日がこうだったのかと思うと身震いさえしてきます。 深みをもたらしているのは間違いなく本役でアカデミー賞助演男優賞を受賞したクリストフ・ヴァルツですが、極めつけはやはりレオナルド・ディカプリオ。圧倒的な存在感で、彼が醸しだす陽気さと無邪気さが、あの異様な緊張感と残酷さを一層際立たせているのです。 アイ・ラブ・西部劇!マカロニ・ウエスタンへの溢れんばかりの愛を詰め込み、痛快すぎる勧善懲悪作品でありながら、差別社会に対する超本気の怒りをミックスさせた、まるで新ジャンルといえる未体験エンタテインメントに仕上げているのはタランティーノ監督の手腕ならでは。 ジャンゴ~ジャンゴ~~♪のメロディと、爽快感と、不快感がミックスされて延々と頭の中に残る、何とも強烈なエンタメ作品です。未見の方は是非!そして2度目、3度目の方も是非、4月のザ・シネマでご堪能下さい! © 2012 Visiona Romantica, Inc. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2016.04.07
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2016年4月】うず潮
ロバート・ロドリゲス監督の『エル・マリアッチ』『デスペラード』に続くマリアッチ三部作完結編!『デスペラード』に続き主演は アントニオ・バンデラスが務め(第1作『エル・マリアッチ』の主演はカルロス・ガラルドー。本作では製作を担当)、バンデラスを操ろうとする悪徳CIA捜査官にジョニー・デップ、敵役のボスにウィレム・デフォー、その用心棒にミッキー・ローク、さらに ダニー・トレホと個性派俳優が大集結!面々ともに劇中で持ち味出しまくりです! あらすじは、→バンデラス、恋人を殺され引きこもりに…→デップ、麻薬王のデフォーが計画するクーデターを指揮する将軍の殺害をバンデラスに依頼→この将軍、バンデラスの恋人を殺した張本人!バンデラス、復讐に燃え仲間を集める→デップ、デフォーが将軍に支払う大金を横取りしようと画策するが… ロバート・ロドリゲス監督のアクション演出センスが光るガンファイトも、もちろん必見ですが、ジョニー・デップが劇中に着ているナイスなTシャツにもご注目。マジ笑えます!是非ご覧頂きたい1本です! © 2003 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.