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COLUMN/コラム2012.10.27
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年11月】招きネコ
名作舞台『シカゴ』を手がけたブロードウェイの大物演出家、ボブ・フォッシーが監督した自伝的作品。ミュージカル製作への苦悩と狂乱の私生活の中で生きる猛烈中年男ジョーが過労で倒れ、死の淵をさまよううちに、あの世から、この世の自分の日常と人生を俯瞰するというファンタジーと、エネルギッシュなショウビズ界の活写がダブル構造で描かれます。 初めて見た時、このジョーを演じるロイ・シャイダーが、あの『JAWS』の田舎町の警察署長とは同一人物とは思えぬかっこよさにビックリしました。黒ずくめ、鋼のような細身でセクシーな体型、クールなまなざし、そしてダンス!見事な変身はプロですね。監督フォッシーは、自分をモデルとした役なので、キャスティングにはすごいこだわりがあったらしく、有力候補だったリチャード・ドレイファスには、「俺のイメージじゃない」と大反対。結局、ロイ・シャイダーに決まったことから見て、やっぱり「カッコイイ俺」にこだわったのかな?でもそれで正解だったと思いますよ!! Copyright © 1979 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2012.04.25
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2012年5月】招きネコ
個人的な話で申し訳ないのですが、この作品が封切られた子供時代、全く映画を見ない私の父に「映画館に一緒に行こう」と誘われたことが「エエッ!?」と幼心に強烈でした。それくらい、世の中は「ジョーズ」大ヒットで、普段映画を見ない老若男女が映画館に押し寄せていました。でも、私はせっかくの誘いをコワイ映画が苦手でお断りし、それ以来、現在に至るまで父と一緒に映画を見たことはありません。そして、成長した私は、必ず見るべき映画として鑑賞したのですが、人食いザメがコワイのなんの、数日よく眠れない夜を過ごしました。小さい子供には見せちゃいけません、特に海水浴前夜になど・・・。それくらい、ジワジワくる話の盛り上げ、模型のサメと実写のサメの編集、そして音楽が心臓に悪いんです。これは、一種、ジェット・コースターのようなものなのかもしれません、わかっててコワイ目に遭いたいという・・・そういう意味で、何度でも楽しめる、娯楽映画として満点です。 © 1975 Universal City Studios, Inc. All Rights Reserved.