COLUMN & NEWS
コラム・ニュース一覧
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COLUMN/コラム2014.05.01
【未DVD化】80年代アイドル、クリスティ・マクニコルの好演が光る、舞台原作の未DVD化作品
系列的には先行するジョディ・フォスターと同じボーイッシュ系に属するクリスティが、日本でブレイクスルーするきっかけになったのは『リトル・ダーリング』(80)。同系列のトップアイドルだったテイタム・オニールがタイプキャストを嫌ってスルーした不良娘役を振られたクリスティは、少女たちが集まるサマー・キャンプで終始お嬢様然として振る舞う相手役のテイタムを、皮肉にも、完全喰い。外見はタバコが手放せない不良少女が、内側には女の子らしい繊細さを隠し持つ捻れたキャラクターは、以来、彼女の持ち役になり、翌81年に出演した『泣かないで』でも物語の"緩和剤"として大いに効果を発揮している。 まず、これがDVD未リリースなんて意外。1980年代にブロードウェーとハリウッドの架け橋であり続けた人気劇作家、ニール・サイモンが、当時の妻で女優のマーシャ・メイソンを主役に、自身のヒット舞台劇を脚色した演劇ファンにも映画ファンにとってもフレンドリーな一作なのに、なぜ? まあ、その理由はさておき、サイモンによるオリジナルの舞台劇『The Gingerbread Lady』は、彼が往年の大女優、ジュディ・ガーランドにインスパイアされて書き綴った、女優としての才能に恵まれながら自滅的な生活を続けるダメな母親の再生劇。舞台では『レッズ』(81)でアカデミー賞に輝いたモーリーン・ステープルトンが演じてトニー賞を獲ったこの役を、映画では演技派の代名詞でもあったメイソンが演じて4度目のオスカー候補になっている。それは、彼女がサイモン脚色による作品でオスカー候補になった3本目で最後の作品。映画はサイモンの舞台的な展開力が秀逸で、冒頭から字幕では追い切れないスピードで練り上げられた台詞が次々と連打される。 アルコール依存症のリハビリ施設で6年間の禁欲生活に耐え抜いたメイソン演じるヒロイン、ジョージアに、いよいよ退院の日が訪れる。彼女を迎えにやって来るのはショーン・ハケット演じる親友のトビーだ。セレブライフをエンジョイする有閑マダムのトビーは、舞台女優として活躍するジョージアの良き理解者である。そして、ニューヨークにあるジョージアのアパートでウェルカムディナーを作って待機しているのは、同じく親友の舞台俳優、ジミー。ジェームズ・ココが若干粘つく台詞回しで演じるジミーは、食材を運んできたデリバリーボーイに指摘されるほど、誰が見ても分かり易い中年のゲイである。こうして、アルコール依存から一応生還したジョージアと、実は彼女と同レベルの深刻なメイク依存(厚塗りしていないと不安で仕方がない)のトビーにゲイのジミーが加わり、自虐的で辛辣な会話の場が久々にセッティングされる。堰を切ったようにきついジョークを飛ばし合う女2人に対して、ジミーが「あんたたちの会話はセックスの次に面白いわ」と言い放ったり、二重顎をさすりながら「オードリー・ヘプバーンの首が欲しい」と呟いたり、サイモンの舞台的な、ある意味一発ギャグ的な台詞は一旦収録して再生したいほど。聞き逃すのはもったいない。登場人物が散々喋り倒した挙げ句、ドアの外へ消えて行く演出も、舞台的でそつがない。 ところが、そんな雰囲気が一変する。そこら中に充満する演技過多なムードが、クリスティ・マクニコル演じるジョージアの一人娘、ポリーが画面に現れた途端、映画的なそれにシフトする。ポリーはすでにジョージアと離婚している父親の下に引き取られた身ながら、許可を得て1年限定で母娘水入らずの生活を送るべく退院を心待ちにしていたのだ。自分の弱さが原因で手放すことになった娘に対する罪悪感と、今更一緒には住めないという拒絶感から二の足を踏むジョージアをすべて理解した上で受け止めようとするポリーの成熟度を、クリスティは佇まいだけで体現。他の大人たち同様、ポリーの台詞も少なくはないのだが、クリスティは脚本の行間を表情やニュアンスで埋めていく。彼女の抑制された演技は、やがて、様々なトラブルが重なって再び酒に手を出してしまうジョージアを思いっきり詰るシーンで逆方向に振れる。目に一杯涙を溜めて「もうママの事情なんてたくさん!」と言い放つ場面は、クリスティと一緒にわがままな母親に耐えてきた観客の心まで、一緒に解き放ってくれるのだ。 『リトル・ダーリング』の前にTVドラマ『ファミリー/愛の肖像』(1979年4月から東京12チャンネル・現テレビ東京で放映)で5人家族の個性的な次女、レティシアを演じた経験上、クリスティはアンサンブルで映える演技というものを若くして会得していたのかも知れない。サイモンのキャスティングがそれを見込んでのことだったかどうかは不明だが、『泣かないで』に於けるクリスティの演技は気丈さと繊細さを併せ持った、やはり彼女ならではの個性に裏打ちされたものだ。なのに、アカデミー会員は1982年のアカデミー主演女優賞候補にメイソンを、助演女優賞候補にショーン・ハケットを、助演男優賞候補にジェームズ・ココ(ラジー賞も同時受賞)を選んだものの、クリスティだけは候補の枠外へと押しやった。オスカーは分かり易い熱演がお好みなのだ。代わりに、クリスティは同年のヤング・アーティスト・アワードをちゃっかり受賞しているけれど。 劇中には他にもチェックポイントが幾つかある。ジョージアとポリーがショッピングに出かけるシーンで2人をナンパしてくる大学生の片割れは、『フットルース』(84)でメジャーになる前のケヴィン・ベーコン。台詞の中にウッディ・アレンの『マンハッタン』(79)や、ブロードウェーでロングラン公演6年目に差し掛かった『コーラスライン』が出てくるところは、いかにも時代である。また、ジョージアと元恋人の劇作家、デヴィッドが再会するレストラン、JOE ALLENは、物語のニューヨーク西46番街にあるステーキが美味しい老舗レストラン。一般客に混じって公演後に夕食をとる舞台関係者たちの姿を度々見かける有名店だ。 さて、その後のクリスティはどうなったか? 『泣かないで』の後、デニス・クエイド扮する兄とアメリカを旅する『さよならジョージア』(81)、社会派サスペンス『ホワイト・ドッグ』(81)、荒唐無稽な海賊映画『パイレーツ・ムービー』(82)、純愛映画『クリスティ・マクニコルの白いロマンス』(84)と、立て続けに主演作が公開されたがどれも評価はイマイチで、やがて、1998年のTVドラマを最後に芸能界から身を引いてしまう。彼女が久しぶりに脚光を浴びたのは2012年のこと。当時49歳のクリスティはゲイであることをカミングアウトしたのだ。本人はその理由を「同性愛であるがために差別される子供たちを自分がカミングアウトすることで助けたい」と説明。その潔さ、実直さは、かつて女優として確立したイメージと何ら変わらないことを証明してみせた。そんな彼女の今を知った上で観ると『泣かないで』のポリー役は否が応でも味わいが深くなる。■ 1981 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2014.04.29
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2014年5月】うず潮
若かれし頃のクリント・イーストウッド、テリー・サバラス、ドナルド・サザーランドなど出演し、巨匠ハットン監督が、「荒鷲の要塞」に続きイーストウッドとコンビを組んだ、戦争アクション・コメディ。ドイツ軍が小さな銀行に金塊を保管した事実を知ったイーストウッド。彼は金塊を強奪するべく、必要なメンバーを募り始める。 D・サザーランド扮する戦車兵をはじめ、荒くれもたちが金塊を目指して、敵を打ち負かしていく。イーストウッド監督・主演、手に汗握るスカイ・アクション痛快作「ファイヤーフォックス」も5月に放送します!こちらもお楽しみに! © Turner Entertainment Co.
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COLUMN/コラム2014.04.29
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2014年5月】飯森 盛良
1947年にLAで起こった猟奇殺人事件を描いている本作で、スカーレット・ヨハンソンもヒラリー・スワンクも喰ってしまうほど素晴らしかったのが、ミア・カーシュナー!公開時は心を鷲づかみにされ、いまだにされっぱなしのままです。 体を真っ二つに切断され、口を耳まで切り裂かれた状態で発見された女性の全裸惨殺死体。刑事たちは捜査を進めるうち、在りし日の彼女を撮影したフィルムを入手します。そこに写っていたのは、映画業界での夢にしがみつくためルックスと裸を武器にするしかなかった、愚かで美しい一人の女性の姿。与えられない愛情を懇望し、あるいは不本意で惨めな人生に絶望し、あきらめたような泣き笑いの半笑顔をカメラに向ける生前の彼女。そんな、男心を激しく揺さぶり、男たちの人生を狂わす、死せる薄幸の美女ブラック・ダリアを、ミア・カーシュナーは、はかなく、切なく好演しています。 個人的に、死んだ女にマジ惚れするのはローラ・パーマー以来のこと!男性諸兄はこの薄幸オーラに“持ってかれちゃう”かもしれませんよ。御覚悟あれ。 ©2006 EQUITY PICTURES MEDIENFONDS GmbH & Co.KG? And NU IMAGE ENTERTAINMENT GMBH
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COLUMN/コラム2014.04.25
2014年5月のシネマ・ソムリエ
■5月11日『天国の日々』 『地獄の逃避行』に続くT・マリックの監督第2作。第一次世界大戦が始まった頃、恋人と妹を伴ってテキサスの農場に流れ着いた青年の数奇な運命を描く人間ドラマだ。 アカデミー撮影賞を得た詩的なビジュアルを手がけたのはネストール・アルメンドロス。マジックアワーと呼ばれる日没時の淡い光を生かした映像は神秘的ですらある。 のちのマリック作品にも通じる生命や自然、人間の業といった根源的なテーマを追求。ドラマの語り手も務める子役リンダ・マンズのみずみずしい存在感も見逃せない。 ■5月18日『ナック』 スウィンギング・ロンドンと呼ばれた1960年代の英国の空気を伝える青春コメディ。ビートルズ映画で名高いR・レスター監督のカンヌ映画祭パルムドール受賞作だ。 モテ男に憧れる内気な青年と田舎娘の恋物語が、全編即興で撮ったかのような自由奔放な作風で展開。ジョン・バリーの音楽に彩られたモノクロ映像は、今観ても新鮮! 愛らしい顔立ちの個性派女優R・トゥシンハムの魅力が全開。スター女優シャーロット・ランプリング、ジェーン・バーキンらが無名時代に端役で出演した作品でもある ■5月25日『ピープル vs ジョージ・ルーカス』 世界中のクリエイターに影響を与え、多くの観客の人生を変えた『スター・ウォーズ』。その作者G・ルーカスに対するファンの複雑な心理に迫ったドキュメンタリーだ。 オリジナル版を軽んじた「特別篇」への猛批判など、ファンの毒舌コメントが炸裂。『?ファントム・メナス』の不人気キャラ、ジャー・ジャー・ビンクスも血祭りに! 世界各国の熱狂的なファンが作ったプロ顔負けのパロディ映像も満載。G・ルーカスを憎みながらも『SW』への愛着を捨てられない人々の生態がユーモラスに描かれる。 『天国の日々』Copyright © 2014 Paramount Pictures. All Rights Reserved. 『ナック』KNACK, AND HOW TO GET IT, THE © 1965 WOODFALL FILM PRODUCTIONS LIMITED. All Rights Reserved 『ピープルvsジョージ・ルーカス』© 2010,Exhibit A Pictures,LLC, All Rights Reserved
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COLUMN/コラム2014.03.31
映画の中のパリガイド
■『パリの恋人』 パリでファッションモデルになった女性の恋物語をオードリー・ヘプバーン主演で描くミュージカルロマンス。カルーゼル凱旋門、ルーブル美術館など名所を紹介するシーンは、当時のパリの雰囲気が味わえます。そして、ジバンシィの衣装に身を包んだオードリーが美しい!パリという舞台が、彼女の魅力をさらに引き出しています。また、パリの北・シャンティイ近くにあるシャトー・レーヌ・ブランシュをバックに、アステアとヘプバーンがダンスナンバー”He Loves and She Loves”を踊るシーンは、要チェックです。 ※『パリの恋人』ルーブル美術館でのワンシーン ※ルーブル美術館の夜景 ■『麗しのサブリナ』 大富豪の兄弟と美しく変身した女性が繰り広げるオードリー・ヘプバーン主演のラブロマンス。ヘプバーン演じる主人公のサブリナは失恋のキズを癒すため、パリの有名な料理学校へ留学します。その舞台となったのが、100年以上にわたりフランス料理の伝統と技術を世界中に伝えている料理学校「ル・コルドン・ブルー」です。この留学を終え、洗練された女性に成長したヘプバーンの姿は、思わず見とれてしまいますのでご注意を! ■『赤い風車』 パリのキャバレーで夜ごと踊り子たちを描き続ける画家アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレックの過酷な運命を描いた伝記映画。舞台となったギャバレー「ムーラン・ルージュ」は、フランス語で「赤い風車」という意味で、赤い風車が印象的な実在するお店です。このキャバレーはパリで万国博覧会が開かれ、パリが世界の文化の中心となった1889年にモンマルトルで誕生しました。創業から100年以上たった今も営業を続けています。夜な夜な繰り広げられているフレンチ・カンカンなどの華麗なショーを、映画を通して是非お楽しみください! ※『赤い風車』ムーランルージュでのショーシーン ※『ムーラン・ルージュ』の赤い風車 ■『死刑台のエレベーター』 完全犯罪をくわだてた不倫関係にあるカップルが、欲望の果てに運命を狂わせていくサスペンス映画。殺人を犯した後にエレベーターに閉じ込められてしまった彼を探して、夜のシャンゼリゼ通りをジャンヌ・モロー演じる人妻・フロランスがさまよい歩きます。凱旋門からコンコルド広場へとのびる大通りとして美しい景観で有名ですが、そんなシャンゼリゼ通りの華やかさと対照的なフロランスの姿は、彼女の心の内を浮かび上がらせた名シーンです。 ※ジャンヌ・モロー演じる人妻・フロランス ※シャンゼリゼ通り ■『フレンチ・キス』 フランス美人と恋仲になってしまった婚約者を奪い返すべく、パリを訪れたアメリカ人女性を描いた、メグ・ライアン主演のロマンティック・コメディ。パリに着いた主人公が婚約者に会うために訪れたのが、シャンゼリゼ通りにある「ホテル・ジョルジュ・サンク」。この名の由来は、1928年の創業当時、フランスと良好な関係にあったイギリスの国王・ジョージ5世からとったそうです。現在は「フォーシーズンズホテル・ジョルジュ・サンク・パリ」と名前を変え、パリを訪れる誰もが一度は訪れたい憧れの豪華ホテルのひとつです。映画を通して、この豪華ホテルを訪れてみては? ※『フレンチ・キス』ホテルで途方に暮れるメグ・ライアン 『パリの恋人』TM & COPYRIGHT © 2014 BY PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.『麗しのサブリナ』TM & Copyright © 2014 by Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.『赤い風車』©ITV plc (Granada International)『死刑台のエレベーター』© 1958 Nouvelles Editions de Films『フレンチ・キス』FRENCH KISS ©1995 ORION PICTURES CORPORATION. All Rights Reserved
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COLUMN/コラム2014.03.30
2014年4月のシネマ・ソムリエ
■4月5日『ダウンタウン物語』 登場するすべてのキャラクターを、平均12歳の子役たちが演じたミュージカル風のギャング・コメディ。名匠A・パーカーの軽妙な語り口が光る劇場デビュー作である。 禁酒法時代のニューヨークの雰囲気を本格的なセットで再現。才人、ポール・ウィリアムズ作曲による歌とダンス、パイ弾を放つマシンガンなどの小道具も楽しい! キャストで圧倒的な存在感を放ったのは撮影時13歳のJ・フォスター。にぎやかな抗争劇のさなか、主人公バグジー・マローンが出入りする酒場の歌姫を妖艶に演じた。 ■4月12日『バンテッドQ』 鬼才テリー・ギリアムのイマジネーションが炸裂するファンタジー。孤独な11歳の英国人少年が自宅の寝室に突如現れた6人の小人に導かれ、時空を超えた冒険に旅立つ。 ナポレオン、海坊主、悪魔らのキャラクターが次々と登場し、奇想天外な逸話が脈絡なく展開。その理屈を超越した馬力とスラップスティックなギャグに引き込まれる。 英国流のブラックな味わいの作風は、ハリウッド製ファンタジーとは異質の面白さ!アガメムノン王ともうひと役を演じるS・コネリーの出演シーンもお見逃しなく。 ■4月19日『サン★ロレンツォの夜』 ドイツ軍占領下のトスカーナ地方を舞台にした戦争ドラマ。イタリアのタヴィアーニ兄弟が幼少期の体験を基に撮った、カンヌ国際映画祭・審査員特別賞受賞作である。 物語の背景となるのは、1944年にサン・ミニアートの大聖堂で起こった虐殺事件の史実。ドイツ軍が街を爆破して撤退を図るなか、危険を感じた市民の脱出劇が展開する。 幼い純真な少女の視点をとり入れた映像世界には、素朴なユーモアや魅惑的な詩情が漂う。戦時下の痛切な悲劇を寓話へと結実させ、胸に染み入る感動を呼ぶ一作だ。 ■4月26日『バーティ』 鳥をこよなく愛し、空を飛ぶことに憧れる風変わりな青年バーディとその親友アル。共にベトナム戦争で心身に傷を負って帰還した若者たちの友情を描く感動作である。 1970?80年代に量産された“ベトナム後遺症”ものの1本だが、青春映画としてのみずみずしさは絶品。デビュー間もない主演俳優2人のナイーブな演技も好感度高し! 多彩なジャンルの傑作を放ったA・パーカー監督が鮮烈なイメージを創出。裸のバーディを“籠の中の鳥”に重ねた場面や、鳥の眼差しを表現した空撮シーンが印象深い。 『ダウンタウン物語』© National Film Trustee Co Ltd 1976 『バンデットQ』© Handmade Film Partnership 1981 『サン★ロレンツォの夜』©1983 RAIUNO/Ager Cinematografica Srl. Licensed by SACIS-Rome-Itary.All Right Reserves 『バーディ』© 1984 TriStar Pictures, Inc. All Rights Reserved.
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COLUMN/コラム2014.03.28
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2014年4月】にしこ
1984年公開の大ヒット作「グレムリン」の続編です。1作目で、心優しい主人公ビリーが父親からのクリスマスプレゼントとして贈られたのが見るもかわいい新種の生物モグワイ。父親がチャイナタウンの怪しげな骨董店から連れ帰ってきたそのモグワイは、素直で愛くるしく、歌を歌ったり、人の言葉を理解したりとビリーは夢中に。「ギズモ」と名づけてかわいがります。しかし、モグワイには飼育する上で絶対に守らなければいけない鉄の掟が。【まぶしい光をあててはいけない】【水をかけてはいけない】【12時過ぎたらどんなにほしがっても食べ物を与えてはいけない】。ビリーはこのルールを破るつもりはなかったのですが、アクシデントでギズモに水がかかってしまい、ギズモから派生した兄弟モグワイたちが大暴れする・・・というのが前作のストーリーですが、この続編では、前作で別れ別れになったビリーとギズモが再会し、2人で再びNYの街に現れた凶悪グレムリンたち退治に乗り出します!!1作目で、テレビの面白さを覚えたギズモはすっかりテレビっ子に。テレビで見た『ランボー』の真似をするシーンが!!もうかわいい!!のひとこと!!ぜひともギズモのかわいい勇士を放送でお楽しみ下さい!!4月のシネマでは『グレムリン』と本作『グレムリン2/新・種・誕・生』をシリーズ一挙放送!!そして、ギズモのヒーロー(!)である、ランボーの最後の戦いを描いた『ランボー 最後の戦場』も放送します!!この奇遇を見逃す手はありません!! © Warner Bros. Entertainment Inc
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COLUMN/コラム2014.03.28
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2014年4月】うず潮
ジェニファー・ビールスの出世作。プロのダンサーになることを夢見る女性が夢に向かって生きていく姿を描いたダンス・ムービー!プロのダンサーになることを目指し、昼は鉄工所、夜はフロアダンサーとして働くアレックス。憧れのバレエ団に応募しようとするが、他の応募者の経歴にビビッて、帰ってしまう。が、夢を目指して頑張る仲間たちの姿や恋人の後押しを受けアレックスは、もう一度オーディションを受ける決意をする。仕事でへこんだ方は、これを見ればきっと明日から元気に働けるはず! COPYRIGHT © 2014 BY PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
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COLUMN/コラム2014.02.26
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2014年3月】にしこ
23歳のアンは失業中の夫と2人の娘と、母親の家の庭のトレーラーハウスで暮らしている。ある日、体調の異変を感じて行った病院で、余命2、3ヶ月を宣告される。17歳で初めてキスした相手の子供を生んだ。お酒も飲まない、タバコはもちろんドラッグもやらない。夢もあったけれど、生活があった。叫びだしたいほどの理不尽を飲み込み、受け止めながら、病気の事は誰にも言わないと決める。そしてあるリストを作る。「死ぬまでにしておきたいこと」リスト。「娘たちに毎日愛していると言う」「娘たちが18歳になるまで誕生日のメッセージを贈る」「好きなだけお酒とタバコを楽しむ」「思っていることを話す」「夫以外の人と付き合ってみる」「爪とヘアスタイルを変える」など。幸せだったけれど、いろいろな事を諦めて生きてきた彼女が命の期限を宣告された時、覗かせる女性としての顔。現実に追われて向き合う事を忘れていた「本当の自分」。淡々と生々しさを一切排除して進む物語の中で、死の近づきと彼女の生き生きとした表情が反比例しているのが印象的です。3月のザ・シネマでは様々な切り口で「人生」を切り取った特集「最高の人生!」をお送りします!こちらもあわせてお楽しみください!! ©2002 El Deseo D.A.S.L.U.& Milestone Productions Inc.
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COLUMN/コラム2014.02.26
個人的に熱烈推薦!編成部スタッフ1人1本レコメンド 【2014年3月】うず潮
エディ・マーフィを一躍スターダムへと押し上げた出世作!さらに『ジョー・ブラックをよろしく』などを手掛けたマーティン・ブレスト監督、製作は『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジェリー・ブラッカイマーと、今ではなかなかないと豪華なスタッフ陣!そして、エディ・マーフィのその場を圧倒するマシンガントークは、何度見ても引き込まれます!さらにエディ・マーフィに感化され、次第に大胆になっていくビバリーヒルズの刑事二人も変化も見どころのひとつ。何度も見ても面白いこのシリーズをザ・シネマでは、シリーズ全3作品を一挙に放送します!お楽しみに! Copyright © 2014 by PARAMOUNT PICTURES CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.